約27坪の敷地を有効に生かした3 階建て。1階は親世帯、2、3階は子世帯と振り分けている。室内は木の質感を生かしたナチュラルモダン。和風の趣を要所に取り入れて落ち着きのある住まいになった。
3階建ての外観がフラットな印象にならないよう、タイルや吹き付けなど複数の素材を組み合わせ、ファサードに陰影をつけた。
木の温もりを生かした子世帯の玄関ホール。収納の横のドアを開けると親世帯の玄関に続く。お互いにプライバシーを守りつつ、行き来できる二世帯の交流の場に。
親世帯のスペースは1階の東側にまとめられた。11畳のLDKのほか、洗面室、浴室、寝室、納戸も用意。お父様が自分のリズムで暮らせる空間になっている。
2階の子世帯のLDKは約20畳の広さ。LDは屋根の高さまで吹き抜けた大空間。開口部を上下に設けることで北側にも安定した自然光を取り込んだ。
テレビボードを据えた壁面には和紙のクロスを選択。明るい自然光を柔らかく受け止めて、インテリアに和のテイストを加えている。
「キッチンハウスのこのキッチンを入れたかった」とご夫婦ともにお気に入り。石目柄の面材は、ナチュラルな素材感のある内装によく合っている。
洗面室と浴室は連続しており、動線も一直線。キャビネットはキッチン同様、石目柄のグレー系の部材を採用し、すっきりとモダンに仕上げている。
主寝室は3階の北側に配置。屋根の勾配をそのまま生かし、変化のある空間に。土壁をイメージした黄土色のクロスを貼り、和風住宅のイメージで設えている。
住宅密集地の3階建てなので、外観は、ベージュ、グレー系のカラーで落ち着いた雰囲気に。ポーチには玄関の出入りを隠すための柵を巡らせました。親世帯、子世帯それぞれに玄関を設け、郵便ポストとインターホンも2つ設置。周囲は隣家に囲まれていますが、自然光がたっぷり入り想像以上の開放感を味わえる家になりました。
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