禅宗寺院の本堂に隣り合う客殿と庫裡(くり=自宅)の建て替え。既存樹の槙や松を大切に残しながら、人の流れを考慮して設計。
中央が弓形で左右両端が反り返る伝統的な唐破風の玄関とし、格式を重んじました。その唐破風や銅板庇の鬼飾りなどの装飾は、和風建築ならではの技術。担当の設計士が宮大工や建築板金工と力を合わせ、実現しました。
玄関引戸を開けると、廊下に用いた桧の香りに癒されます。客殿は、法事はもちろん、日々ストレスにさらされる現代人の拠り所となるように、座禅やヨーガ、瞑想セミナーを行う施設としても計画。
ご家族が愛情を込めて「韋駄天ボックス」と呼ぶ客殿玄関の一角。寺院の玄関などに祀る韋駄天様の棚を釣鐘形でしつらえ、花台やお香置きも造作。
中2階は格式の高い格天井で、既存の建具や欄間を使用しました。
1階は3メートルの天井高を実現し、襖を開け放てば大広間になる縁無畳。
2階は格天井で、1階と同じ2間続きとした和室を配置。
英国調をテーマに気品と重厚感を感じさせる配色に。また、一部に曲面を取り入れ、カーテンバランスはインテリアコーディネーターがデザイン。
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