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夫婦と愛犬の「終の住処」。望んだのは、フラットな動線でコンパクトな間取りの平屋の住まい。瓦葺きの屋根や格子を配した門など和のテイストを取り入れた外観デザイン。建物の中央には、コの字型に囲い込んだ中庭が設けられ、空の景色とともに開放感も取り込まれている。広々とした室内をぐるりと巡る生活動線を愛犬が駆け回る。そんな様子をT様ご夫妻があたたかく見守る。人にも犬にも居心地のいい、静穏な住まいとなった。
建物と前面道路を仕切る門は、平瓦や格子などの和の趣を取り入れつつ、壁面にタイルも組み合わせることで、落ち着いた和モダンのたたずまいに。道路との境界には植栽スペースが設けられて、柔らかな雰囲気を外観に加えている。門の奥に配された住まいは、平屋のため周囲に圧迫感を与えることもない。中庭もほどよく隠されており、道路からの視線をさえぎって、プライバシーが守られているので、安心して暮らすことができる。
間取りの中心となるのは、広々としたLDK。浴室や洗面室などの水回りや主寝室はキッチンの裏手にまとめられ、LDKは約30畳のゆったりとした空間に。さらに屋根の傾斜を生かした勾配天井が空間に一層の広がりをもたらしている。化粧梁はダークブラウン。ウォルナットのフローリングと合わせ、木の落ち着いた質感を強調して、広い室内をほどよく引き締めている。南側には中庭に面した大きな開口部を設置。日中は明るい日差しがたっぷりと差し込んでくる。
愛犬との生活を楽しむため、フローリングには犬が足を滑らせにくいものを要望。さらに室内は間仕切りやドアを最小限に抑え、行き止まりなく動線が続くようにしている。そんな配慮のひとつが、ハンドクラフトのための書斎とリビングとの間に設置したオリジナルのテレビボード。その裏が書斎となっており、タンスなども収納されている。「テレビボードの両側が通路になっていて、どちらからでも書斎に出入りできます。天井はつながっていて気配は伝わるので、書斎で一人の時間を過ごしていても孤立した感じにはならないんです」と奥様。テレビボードにはヘリンボーン柄のクロスを選択。室内の洒落たアクセントとなっている。
中庭は愛犬とのコミュニケーションの場。「外に散歩に行かなくてもここでたっぷり遊べます」とご主人。ウッドデッキと室内の床の段差をなくし、人も犬も内外をスムーズに行き来できる。中庭には背の丈サイズの塀が目隠しとして設置されているため、隣地からの視線も気にせずにくつろげる。南向きのウッドデッキでは縁側でくつろいでいるかのような心地よさが味わえる。室内も夏は風通しがよく、冬には床暖房で快適に。「中庭はもちろん、どの場所も気持ちがいいんです。無駄な空間がひとつもありません」。想像以上の仕上がりにT様夫妻も満足そうだ。
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