インテリア
南向きの敷地の、日当たりの良い2階に家族の集まるリビングを配置した。M様は「バルコニーでもゆったりワインを飲みたい」と希望。そこで、設計士は、当初よりバルコニーのスペースを広げ、景観を楽しみながらもプライバシーが守れるように考えた。また、奥様の「落ち着いたら、お菓子教室を始めたい」という夢を伺い、まわりに人が集まれるようアイランド型のオープンキッチンを提案した。「2階は光が溢れ、いつも明るくて気持ちがいいです」と、話す奥様。それもそのはず、南向きのバルコニー側は全面が窓、西、東、北向きにも、さらに勾配天井のリビングとキッチンには天窓があり、あらゆる方向から陽光がたっぷりと差し込むのだ。天窓は1階の玄関ホールにも光を届け、天窓の作る光と影を時間とともに楽しむこともできる。この開放感は、全館空調の採用で玄関ホールから、リビング、ダイニング、キッチンとドアがなく、ひとつにつながった空間であることも大きい。ご夫妻とも「一年中快適です」と声を揃える。