香川県「JAM」

香川県
「JAM」

大空間に夢と理想を詰め込んで。
手作りの楽しさに満ちた美容室。

スタイリッシュな黒い外観がひと際、目を引く美容室「JAM」。
トラス構造で支えた大空間の店内は、その細部に至るまで
オーナー様の好みが反映された無国籍スタイルに仕上げられています。
時間を忘れてくつろいでしまう、不思議な感覚を味わえるお店です。

店内は柱や間仕切りのないオープンなワンルーム。見通しがよく、お客様の様子を把握したり、スタッフ同士の意思疎通もスムーズ。

将来席数を増やすことを見据えて通路にも余裕をもたせている。スタッフが動きやすく慌ただしさを感じさせないため、お客様も落ち着いて過ごせる。

三井ホームのしっかりとした構造が
信頼できました

香川県丸亀市の国道沿いにひと際、目を引く黒い外観。外壁にはその店名が大きく掲げてあります。「JAM」。オーナーのH様が2015年5月31日にオープンした美容室です。
H様は27歳までノンプロのサッカー選手でした。「現役引退後のセカンドキャリアを考えたとき、思い浮かんだのが美容師でした」とH様。
それまで美容室に行くたび、自分のイメージがうまく伝わらず、帰宅してから毎回自分で髪を切り直していたとか。お客様の想いを受け止めて、理想のヘアスタイルを実現させてみたい。そんな志がH様の道行きを決めたそうです。
他店での修業、資格取得を経て9年前に独立。そのときのお店は8席で、お客様が増えるにしたがって手狭になっていったことから、新しい店舗をつくることに。「三井ホームには土地探しから相談に乗ってもらいました。何よりも構造がしっかりしていて、安心感があるところがよかったですね」
H様からのリクエストは「柱や壁に妨げられない大空間」。複数のお客様のカットやシャンプーなどの進行状況を把握するため、見通しのいい空間を望まれました。
そこで三井ホームがご提案したのが、小屋裏をトラス構造で組んで建物を支え大空間を生む方法でした。天井は張らずにあえて構造をむき出しにして、高さも感じられる空間に。また、トラス構造はダークブラウンに塗装。床も同系色に合わせて、落ち着きのある雰囲気に仕上げました。「この色にしてよかった」とH様も納得。華やかなヘアスタイリングの場を引き立てる、格好の背景となっています。

シャープなフォルムが印象的な外観。カフェやインテリアショップと間違えるお客様もいたとか。「ロードサイドで駐車スペースをゆったりとれる敷地を三井ホームさんに探してもらいました」とH様。建物脇のパームツリーもオープンに合わせて植えたそう。

入り口正面に配置された接客カウンターは、重厚感のある造作が印象的。ここもH様のイメージをもとにした地元大工さんの手作り。天板のカバーには、素材と色合いが上質で、繋ぎ目が少なくてすむソファ用の大判生地を採用。

入り口脇にあるウェイティングコーナー。壁面のパネルやタイルの施工にはH様も参加。非日常感のあるラグジュアリーな場となった。

鏡は特注品。その下の用具台もオリジナル。使い勝手と意匠性の両方を考慮した仕様になっている。

好きなものを詰め込んだ、
おもてなしの空間

広々とした店内では、中央に接客カウンター、壁沿いに鏡とカット席を余裕をもって配置。ウェイティングコーナーやシャンプーコーナー、お子様連れのお客様のためのキッズルームまで備えています。
店内の鏡や椅子などの備品、インテリアはすべてH様が選んだもの。ウェイティングコーナーのタイルなど内装については地元の大工さんと2人で相談しながら仕上げていきました。「サーフィンにバイクにサッカー、音楽…。インテリアには私の好きなもの、私が〝いいな〞と感じたものをちりばめています」とH様。「お客様は2、3週間前から予約を入れて、今日の日を楽しみに来られます。ウキウキした気持ちを受け止められるような非日常的な空間でお迎えしたいと思っています」無国籍なインテリアは、ごちゃごちゃと雑多な印象になってしまいがちですが、ツーバイフォーとトラスの大空間の中ではちょうどよいアクセントに。H様のブレのないセンスによって、独自性に富んだスタイルにほどよくまとめられています。建物正面に大きく設けられた開口部からはのびやかな開放感と自然光が取り込まれています。屋外にいるかのような心地よさも感じられ、ただ座っているだけでも飽きることがありません。ここに迎えるお客様は月に約1000組にものぼります。「カットにいらしたその日だけかっこいいというのでは申し訳ない。その日以降もお客様ご自身でセットできる再現性の高いスタイリングを心がけています」。そんなH様の方針は口コミで広がり、オープンから3年、順調にお客様の輪が大きくなっています。