長野県北佐久郡
カフェ「あざみ」
自家焙煎のコーヒーと手づくりの軽食。
地域に交流の場を提供する避暑地のカフェ。
優美な白いサイディングの外壁に、草花や樹木のグリーンが映える「カフェあざみ亭」。
観葉植物や絵画が飾られた明るく開放的な店内は、木やレンガなど自然素材の風合いに心が和み、
長年のリピーターのお客様はもちろん、地元の人々にも交流の場として親しまれています。
リタイア後の夢を叶え、
別荘地に建てた自宅併用店舗
古くから別荘が立ち並ぶ軽井沢。リゾート地として有名なこの地に、ご主人の定年を機に清水様ご夫妻がカフェあざみ亭をオープンしたのは平成7年のことでした。
「定年を迎える10年前から、両親が残してくれた地で暮らそうと考えていました。広さにゆとりのある敷地だったので、ペンションやマンションなども考えましたが、次女が調理の学校で学んでいたこともあり、最終的には自宅併用のカフェを建てようと決めたのです」とご主人。
洒落たベイウィンドウやポーチコラムのある白く美しい佇まいは、ご夫妻が4年の歳月を費やして綿密に計画されました。
「住宅展示場でモデルハウスを見て、三井ホームの垢抜けしたデザインやメンテナンスに優れている点がとても気に入りました。屋根材にはダブルシールドパネルを採用しているおかげでとても快適です」とご満足そうに語られる奥様。寒冷地でありながら、店内は冬でも石油ストーブひとつで暖房がまかなえ、クンシランやシクラメンなどが陽射しを浴びて咲き誇っています。
長年お世話になった地域に、
社会貢献という形で恩返し
お客様の多くは別荘で暮らすご常連さん。ご主人のいれる自家焙煎のコーヒーと、奥様手づくりのケーキや軽食をお目当てに、関西から訪れるお客様もいらっしゃるとか。
「オープン当時は店の駐車場に外国の高級車が並び、地元の人々には敷居の高い店と思われていたようですね。でも周辺の環境が変わり、今では当初ほど忙しくはないので、私たちの体力にはちょうど良いぐらいです」と語るご夫妻は、1年前から地域の人たちと交流する新たな取り組みをはじめました。
毎週水曜日は「縁側野あざみ」と名付けてお店を開放し、誰でもひとり100円の参加費でコーヒーや紅茶のおかわりも自由。みんなで一緒に食事をしたり、ときには音楽コンサートを楽しんだりするそうです。
「長く働いてきたのでそろそろ店を畳もうとも思いましたが、周囲には歳を重ねてひとり暮らしになる人たちがいます。そこで誰もが集い、ほっとできる居場所をつくりたいと思ったのです」と奥様。今では高齢者を中心に地域の人々の拠り所となり、交流の輪も広がっています。
Café あざみ亭
〒389-0104
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東89
TEL:0267-41-5118
OPEN:10:00~17:00
定休日:火曜日駐車場あり