2025.11.14
「ウッドデザイン賞2025」において「オートバックス四国中央店」が優秀賞(林野庁⻑官賞)を受賞
~⽊造トラスによる⼤空間と意匠性を実現、ZEB Ready 認証を取得した環境配慮型店舗~
株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区、代表取締役 社⻑:堀井勇吾、以下「オートバックスセブン」)が建築主として、三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社⻑:野島秀敏、以下「三井ホーム」)が⽊構造施⼯を⾏った「オートバックス四国中央店」は、⼀般社団法⼈⽇本ウッドデザイン協会が主催する「ウッドデザイン賞2025」において上位賞である優秀賞(林野庁⻑官賞)をライフスタイル部⾨において受賞しましたことをお知らせいたします。「カー⽤品店というこれまでにない分野における⽊造建築のチャレンジングな取組である。ツーバイフォー⼯法と⽊造トラスの組み合わせによって、⼤型で開放的な空間を必要とするニーズに応えている。(⼀部省略)」と評価されました。
- 【受賞作品の特⻑】
-
- ⽊造トラスによるカー⽤品店に必要な⼤開⼝・無柱⼤空間の実現と構造材の⽊材をあらわしとした意匠性
- ZEB Ready※1認証取得と⾼い環境性能
- ⽊造店舗普及に向け専⾨家による協働体制で課題解決を実現
本受賞作品は、カー⽤品店というこれまでにない分野における⽊造建築のチャレンジングな取組とツーバイフォー⼯法と⽊造トラスの組み合わせによって、⼤型で開放的な空間を必要とするニーズに応えています。カー⽤品店に求められる無柱の⼤空間を三井ホームの⽊造トラス(コネックトラス技術)※2により実現、⾃動⾞整備⼯場は幅約10m×⾼さ約3.5m の開⼝部を有し、さらに店舗部分は天井材を使わず構造材である⽊のトラスをあらわしにすることで、⽊造建築特有の温かみと意匠性を両⽴しています。
さらに、⾼い環境性能も兼ね備えており、基準⼀次エネルギー消費量を57%程度削減し、BELS※3において5つ星およびZEBReady認証を取得しています。
オートバックスセブンは⾮財務⽬標の⼀つとして「環境配慮型店舗の設置によるCO2の削減」を掲げ、その⼀環として⼀部店舗の⽊造化に取り組んでいます。本作品は⽊造店舗普及に向け専⾨家による協働体制で問題点を解決し、⽊造店舗普及に向けたモデルケースとなりました。オートバックスセブンと三井ホームは、今回の受賞を励みとし、⽊造化・⽊質化のさらなる促進を通じて、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
「ウッドデザイン賞2025」優秀賞(林野庁⻑官賞)受賞作品概要
■オートバックス四国中央店
| 共同受賞者 | 株式会社オートバックスセブン(建築主)、株式会社イースペース設計 (設計監理者)、株式会社神野⼯務店 (施⼯者)、 三井ホーム株式会社(⽊構造施⼯者) |
|---|---|
| 受賞対象分野 | 建築・空間分野 |
| 顕彰部⾨ | ライフスタイルデザイン部⾨ |
| 受賞コメント | カー⽤品店というこれまでにない分野における⽊造建築のチャレンジングな取組である。ツーバイフォー⼯法と⽊造トラスの組み合わせによって、⼤型で開放的な空間を必要とするニーズに応えている。売場と整備⼯場が連続する空間の⼤開⼝部が印象的である。 |
【特⻑1】⽊造トラスによる⼤開⼝・無柱⼤空間の実現と構造材の⽊材をあらわしとした意匠性
カー⽤品店に求められる無柱の⼤空間を三井ホームの⽊造トラス(コネックトラス技術)により実現しました。⾃動⾞整備⼯場は幅約10m×⾼さ約3.5m の開⼝部を有し、さらに店舗部分は天井材を使わず構造材である⽊のトラスをあらわしにすることで、⽊造建築特有の温かみと意匠性を両⽴しています。
【特⻑2】ZEB Ready認証取得と⾼い環境性能
同様の⽊造建築の条件下の物件と⽐較して、冷暖房と照明などの⼀次エネルギー消費量を57%程度削減し、BELS において5つ星およびZEB Ready認証を取得しています。
【特⻑3】⽊造店舗普及に向け専⾨家による協働体制で課題解決を実現
オートバックスセブンが推進する⾮財務⽬標の⼀つとして「環境配慮型店舗の設置によるCO2の削減」を掲げ、2024年6⽉には農林⽔産省と「店舗新築時における建築物⽊材利⽤促進協定」を締結しています。店舗⽊造化の課題に対し、専⾨家による協働体制で解決し、⽊造店舗普及に向けた重要なモデルケースとなりました。
- ※1:「ZEB」とは「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称で「ゼブ」と呼ぶ。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の⼀次エネルギーの収⽀をゼロにすることを⽬指した⾮住宅の建物。このZEBシリーズのうち、「ZEB Ready」は基準⼀次エネルギー消費量を50%削減することでBELS評価により認証される。
- ※2:三井ホームHP https://www.mokuken.mitsuihome.co.jp/products/truss
- ※3:BELS は「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表⽰制度)」の略称。新築・既存の建築物において、省エネルギー性能を評価し、五つ星などで分かりやすく表⽰する制度です。建物の省エネ性能を客観的に⽰す指標として活⽤されます。
ウッドデザイン賞:一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度です。
【(一社)日本ウッドデザイン協会によるプレスリリース】
https://www.wooddesign.jp/cms/news_award/contents/122/
オートバックスセブンは⽊造建築による環境配慮型店舗への取り組みを推進しています
https://www.autobacs.co.jp/ja/challenge/detail26.html
三井ホームは MOCX GREEN PROJECTを推進します
https://www.mitsuihome.co.jp/company/mocx_green_project/
MOCX GREEN PROJECTとは、これまでに25万棟以上の木造建築をつくってきた当社が、さらなる木造建築の可能性を広げ様々な取り組みを通じて脱炭素に貢献していくプロジェクトです。
三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
・「グループ⻑期経営⽅針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
・「& EARTH for Nature」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/business/development/earth/for-nature/
また、2025年4月に、街づくりにおける環境との共生宣言「& EARTH for Nature」を策定し、「環境」を自然と人・地域が一体となったものと捉え、豊かな「環境」を広げ、未来の世代へつなぐ街づくりを推進しています。 本宣言における重点課題として、「緑を守り育む」「水の魅力を生かす」「生態系を豊かにする」「地域の想いをつなぐ」「自然資源を循環させる」の 5 つを定めています。本リリースの取り組みは、「& EARTH for Nature」における重点課題の1つに貢献しています。
株式会社オートバックスセブン 広報・IR部 富井・浅川・淡路: 03-6219-8787
三井ホーム株式会社 マーケティング・コミュニケーション部 コーポレート・コミュニケーショングループ 津⽥・池本・五⼗嵐: 03-6370-7562
























[PDF版]