ニュースリリース

2025.02.04
三井ホーム 国際的な森林認証を取得
〜SGEC-COC 認証取得により持続可能な社会の実現に向けて、お客様と共に歩む⼀歩〜

三井ホーム株式会社(本社︓東京都江東区、社⻑︓池⽥ 明、以下「当社」)は、2025年1⽉に国際的な森林認証であるSGEC※1-COC認証※2を取得し、1⽉31⽇に授与式が執り⾏われました。

【森林認証 COC 認証書授与式の様⼦】
(写真左)⽇本森林技術協会︓理事⻑ ⼩島孝⽂様、(写真中央)三井ホーム株式会社 池⽥明、(写真右)SGEC/PEFCジャパン︓事務局⻑ 梶⾕⾠哉 様

当社は、この度、森林認証制度の SGEC-COC認証を取得いたしました。これにより、PEFC※3認証材も扱い可能となりました。これは、当社が提供する建物に使⽤する⽊材が、適切に管理された森林から供給された認証材を適切な⼯程で加⼯されることを証明するものです。
2024年7⽉に公表された「世界森林⽩書2024︓The State of the World's Forests 2024(SOFO2024)」では、直近の森林減少の減速傾向に⾔及する⼀⽅で、気候変動の影響による森林の脆弱化により森林被害が拡⼤し、さらに2050年までに⽊材需要の⼤幅な増加が予測されると指摘されています。これらを踏まえ、森林の保全、回復、持続可能な利⽤の拡⼤のために、森林分野におけるイノベーションの必要性が強調されています。住宅業界においても、違法伐採や森林破壊といった問題への対応は喫緊の課題であり、⽊材の調達においては、森林認証材の利⽤が不可⽋となっています。
当社は、創業以来ツーバイフォー⼯法による⽊造住宅の提供を通じて、お客様に快適な暮らしを提供することに尽⼒してまいりました。その⼀⽅で、地球環境の保全にも積極的に取り組んでおり、今回の森林認証の取得は、その⼀環として位置付けています。
この認証取得により、⽣産部⾨のみならず、販売部⾨に関しても第三者機関の審査を受け、お客様への明⽰が可能になりました。当社が環境に配慮した住宅を提供していることをより明確に理解したうえで、当社の建物の建築や購⼊を検討いただき、購⼊いただいた場合は、当社だけでなくお客様⾃⾝も環境保全に貢献していることを証明できます。
当社は、今後もお客様に⾼品質な住宅を提供するとともに、中⼤規模建築物の⽊造化・⽊質化を促進するなど、脱炭素社会の実現に資する⽊造建築のさらなる普及と技術の発展に努め、地球環境の保全に貢献してまいります。

  • ※1 SGEC(Sustainable Green Ecosystem Council︓緑の循環認証会議) ⽇本における森林認証制度。国際基準に基づき、持続可能な森林経営による国産材の⽣産・流通を証明する。国際的な基準・指標を⽤いながらも、⽇本の⽣態的特性などの⾃然環境状況や社会的状況などを踏まえた制度。国内の森林・林業・⽊材業界、学会、経済界、環境 NPO などの総意のもと2003年に創設された。
  • ※2 COC 認証(Chain of Custody 認証) 持続可能な⽅法で⽣産された森林資源から作られた製品であることを保証する制度。認証された森林から最終製品に⾄るまでの全ての過程を厳しく管理することで、消費者が本当に持続可能な製品を選べるようにする。
  • ※3 PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification schemes︓森林認証制度相互承認プログラム) 1999年にヨーロッパの国々によって設⽴された、世界最⼤の森林認証制度。森林の持続可能な管理を⽬的とし、独⽴した第三者機関が環境、社会、経済の側⾯から評価・認証している。PEFC認証を受けた⽊材や⽊材製品には PEFCのロゴマークが付けられ、消費者は持続可能な森林管理に貢献できる。

森林認証制度とは

森林認証制度とは、森林が環境、社会、経済の3つの側⾯から⾒て適切に管理されているかどうかを、独⽴した第三者機関が審査し、認証する制度です。
当社は、PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification schemes︓PEFC森林認証制度相互承認プログラム)が承認するSGEC(Sustainable Green Ecosystem Council︓緑の循環認証会議)が運営するSGEC -COC認証を取得しました。
この認証は、国内における森林の適切な管理を促進する SGECと、国際的な森林認証の相互承認を推進するPEFCの両⽅の基準を満たしていることを意味します。

当社認証書
認証書付属書 1/2
認証書付属書 2/2

SGEC-COC認証とは

SGEC-COC認証は、PEFCが承認するSGEC(Sustainable Green Ecosystem Council︓緑の循環認証会議)が運営する COC認証です。COC認証とは、「Chain of Custody」の略で、森林から伐採された⽊材が、加⼯・流通の過程を経て最終製品となるまで、適切に管理されていることを認証するものです。
◆当社の認証の流れ

◆認証マーク

◆当社の認証対象・業種・範囲

マルチサイトCOC組織 三井ホーム株式会社グループ(詳細は認証書付属書)
業種 ⽊材・⽊製品製造業及び同販売業、建築業・建築設計業及び同販売業、住宅資材製造業及び同販売業
COC⽅式 物理的分離⽅式、パーセンテージ⽅式
原材料のカテゴリー SGEC 認証原材料、SGEC管理材、PEFC認証原材料、PEFC管理材、中⽴原材料、その他原材
COCの対象製品 製材および処理材(030000)、構造⽤⽊質材料製品(040000)、⽊質パネル(050000)、⽊材製品(060000)、⽊造建築および建築素材(090000)

●有効期間 ︓2025年1⽉1⽇〜2029年12⽉31⽇
●適⽤規格 ︓SGEC規準⽂書4:2021「SGEC森林及び森林外樹⽊産品COC-要求事項」
SGEC規準⽂書6:2021「SGEC商標使⽤規則-要求事項」
PEFC ST2002:2020「森林及び森林外樹⽊産品COC-要求事項」
PEFC ST2001:2020「PEFC商標使⽤規則―要求事項」

三井ホームは MOCX GREEN PROJECTを推進します

https://www.mitsuihome.co.jp/company/mocx_green_project/
MOCX GREEN PROJECTとは、これまでに25万棟以上の木造建築をつくってきた当社が、さらなる木造建築の可能性を広げ様々な取り組みを通じて脱炭素に貢献していくプロジェクトです。

SDGs

三井不動産グループのサステナビリティについて

三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

【参考】
・「グループ⻑期経営⽅針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における5つの目標に貢献しています。

目標11
住み続けられるまちづくりを
目標12
つくる責任つかう責任
目標13
気候変動に具体的な対策を
目標14
海の豊かさを守ろう
目標15
陸の豊かさも守ろう
SDGs

このニュースリリースで使⽤している画像をダウンロードできます。
<URL>
https://fc.i-imageworks.jp/mitsuihome-kouhou31/shareLogin?pid=4a4a66455237326a6d736d6e317a41514535666252673d3d

本資料は、「国土交通記者会」「国土交通省建設専門紙記者会」にお届けしています

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本件に関するお問い合わせ先

三井ホーム株式会社 マーケティング・コミュニケーション部 コーポレート・コミュニケーショングループ 津⽥・池本・五⼗嵐: 03-6370-7562

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