大空間リビング・ダイニングの壁には、「かごんまの瑠璃色」を採用しました。
深く美しい「かごんまの瑠璃色」の力で、壁自体がアートになりました。この色は、天然記念物でもある県鳥「ルリカケス」の羽衣からいただいたもの。まさしく、かけがえのない鹿児島県の宝です。

キッズコーナーの一面には、優しさと可愛らしさが融合した「かごんまの薄橙（めごいろ）」を採用しました。「めご（目籠）」は目の詰まった美しい編み目の竹籠を指し、今でも衣食住に欠かせない地域の特産品です。長く使うことで変わっていく色に対する先人の物への愛情が感じられます。

2階ホールのアクセントウォールに隣接した和室の県産檜、石材と調和する「黄金壁」を採用しました。この色は、デザインの現場で開発したもの。モアレ塗装にする事でより華やかな「黄金壁」になりました。今後は、鹿児島大学の「かごんまの色^®」の展開色として位置づけられる予定です。
鹿児島県には日本一の金産出量を誇る「菱刈金山（ひしかりきんざん）」、そして奇麗を表す地域の言葉、「きんごきんご」があります。地域の誇りをいつまでも持っていて欲しいという祈りを込めた色です。