日本では震度7の地震が過去に5回観測されています。私たちはこれら5つの大震災について、三井ホームの住宅被害状況全棟調査を行いました。その結果、構造躯体の損傷はほとんど無く、家具等の転倒も少ないことが明らかに。これにより、三井ホームの住宅は揺れに強く、優れた耐震性を有した構造であることが、改めて実証されました。これらの調査報告書を関係省庁や大学に提出するとともに、一般にも公開しています。
三井ホームの家は、地震の力をバランスよく分散・吸収する「モノコック構造」。1階から2階に揺れが伝わりにくい上に、家具に伝わる力も抑制します。激しい揺れに耐えるだけでなく、家具の転倒も少なく、地震により派生する2次被害を回避できます。
2009年7月14日、独立行政法人防災科学技術研究所とコロラド州立大学の共同で、実大の7 階建※ツーバイフォー工法(枠組壁工法)の建物を用いた震動台実験を実施。震度6強に相当する地震波を加えても構造躯体に大きな損傷は見られず、優れた耐震性が実証されました。 ※ 1階部分は駐車場を想定した重量鉄骨造
2009年10月、解体予定の西宮モデルハウスにおいて、実大水平加力実験を実施。2階床を水平方向に引っ張り、三井ホームの建物がどれだけの力と変形に耐えられるのかを測定しました。その結果、2階床が水平方向に1.4m以上変形しても倒壊せず、設計耐力の2倍の実力を発揮。構造設計の計算値よりはるかに余力のある、粘り強さを備えた脅威の耐震性を実証しました。