モノコック構造は、基本となる枠組と、面材で形成された床面・壁面・屋根面を6面体で構成した堅牢な構造です。スペースシャトルや航空機、フォーミュラ・ワン(F1)などにも採用。そのモノコック構造の大きな特長は、外力をバランスよく分散するところにあります。地震の際にも家全体で力を分散し、揺れを抑えて高い耐震性を発揮します。
強い剛性をもつ面材と枠組材を一体化させた「ダイアフラム」。水平ダイアフラムが、加わる力を各所に分散させて外力に抵抗。そして、垂直ダイアフラムが、水平ダイアフラムから伝わる力などを分散して基礎へ伝達し、建物の変形や倒壊を防ぎます。
三井ホームは、密閉度の高いモノコック構造のため、すき間がなく、気密性が高いため外気温の影響をほとんど受けません。
床と壁が緊結できないので、柱との接合部が空気の通り道となります。
この金物で2本の木材を結合し、約580kgの引張力を加えても、変形量はわずか1mm未満にすぎません。これは、アップライトピアノ3台を吊り上げるのに匹敵する耐力です。
壁と床に対して所定の細かい間隔で釘を打ち、強力な結合力で建物の構造を強化。横方向の力に対して特に強さを発揮します。
DSパネルの吹き上げを防ぐ、緊結金物「スクリューネイル」。従来の仕様よりも1.5倍(当社比)に強度を高め、接合耐力は実に1.427kN(145kgf、1本あたり)。これを30cmという密な間隔で打ち、ダブルシードパネルを外壁に緊結しています。十分な防錆処理が施されており、耐久性にも優れています。
基礎と建物の連結を強化する「ホールダウン金物」。特に荷重が集中する部分等に使用します。高性能の金物を採用することで、より確かな構造強度を実現します。