ニュースリリース

2018.03.23
カナダ林産業審議会(COFI)※1主催
「COFI中層木造建築デザインアワード」に入賞
特別養護老人ホーム「花畑あすか苑」(5階建) 有料老人ホーム「あっとほーむ鎌倉山」(4階建)

アンド・アース

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:市川俊英)は、カナダ林産業審議会(COFI)※1主催の「COFI中層木造建築デザインアワード」において、特別養護老人ホーム「花畑あすか苑」(5階建)と有料老人ホーム「あっとほーむ鎌倉山」(4階建)の2物件が入賞しましたことをお知らせ致します。

本アワードは、日本国内において枠組壁工法で建築された中層木造建築物※2を対象にデザイン・構造・意匠等に関して“Innovative & Inspire”な優れた事例を表彰し、紹介することにより国内の木造建築のさらなる普及と技術の発展、木材関連産業の振興に寄与することを目的とし、今回初めて開催されました。

当社は今回の受賞を通じて、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)による中高層建築の多様な可能性を示し、その認知拡大をはかるとともに、CO2固定化に貢献し、地球温暖化の防止と循環型社会の形成に資する木造建築のさらなる普及と技術の発展に努めてまいります。

  • ※1 カナダ林産業審議会(COFI: Council of Forest Industries Canada)
    カナダのブリティッシュ・コロンビア州とアルバータ州の両州政府から州有林の経営権を与えられている一次林産企業によって組織されている非営利団体の連合組織。主な活動内容は林産物の品質管理や国内または海外市場に対する普及・啓発活動、市場参入支援など。日本事務所は1974年に開設、枠組壁工法の普及・啓発活動を行っている。
  • ※2 中層木造建築デザインアワードにおいて中層木造建築とは4層以上で主に木造(枠組壁工法)で建てられた建築物と定義されています。

花畑あすか苑 受賞概要

<評価のポイント>
大規模な木造建築において、プランの自由度を向上させるためには高強度耐力壁が必要となります。本建物では、ツーバイフォー工法の本場であるカナダで開発された新技術のミッドプライウォールシステム※3を日本で初めて採用するなど、その可能性を広げた点を高く評価されました。

木造枠組壁工法5階建て(1階RC造) 用途:特別養護老人ホーム
竣工日:2016年5月 建築地:東京都足立区

  • ※3 ミッドプライウォールシステム(Midply Wall System)は1998年カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのフォリンテック(Forintek Corp.前身はカナダ国立林産試験場。現在はFPInnovationsとして改組)とブリティッシュコロンビア大学によって考案された木質構造の高強度耐力壁です。通常のツーバイフォー建築物と同等の部材のみを使って組み立てられるにもかかわらず優れた水平耐力性能を発揮できるため、特に4層以上の中層木造建築物に有効な施工技術です。

「あっとほーむ鎌倉山」受賞概要

<評価のポイント>
本物件のように荷重の重い居室スペースを2階から4階に配置し、1階に共有スペースなどの広い空間を確保する事は、木造では難しいとされていますが、1階の食堂、交流施設などに適した壁を設けるなど設計の工夫により、居心地の良いコーナーとして活用している点を高く評価されました。

木造枠組壁工法4階建て 用途:有料老人ホーム
竣工日:2015年6月 建築地:神奈川県鎌倉市

以上

アンド・アース」ロゴについて
三井不動産グループでは、グループのロゴである「アンド(アンド)」マークに象徴される「共生・共存」、「多様な価値観の連繋」の理念のもと、グループビジョンに「アンド・アース(アンド・アース)」を掲げ、当社グループのまちづくりが常に地球とともにあることを認識し、人と地球がともに豊かになる社会をめざしています。

本件に関するお問い合わせ先

三井ホーム株式会社 広報部: 03-3346-4649

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