ニュースリリース

2003.09.09
「ツインファミリー・デュープレックス」発売
用途転換を容易に
団塊世代向け完全隣居型2世帯住宅

  • 都市に暮らす団塊世代を中心に訴求
  • 家族の変化にともなう用途転換に容易に対応
  • 小規模敷地に対応するプランも提案

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:中村良二)は、都市型2世帯住宅「ツインファミリー・デュープレックス」を9月12日、全国で発売いたします。
従来、当社2世帯住宅商品「ツインファミリー」では、世帯間の適度な距離を保つ「隣居」*1という考え方に基づいてプラン提案をしています。本商品は、その中から各住戸の独立性が高い左右完全分離型タイプを特化し、家族構成やライフスタイルの変化にともなう将来的な「用途転換」を意識した提案を盛り込んだ、フリー設計の2世帯住宅です。用途転換を容易にすることにより、長期にわたって付加価値の高い住まいを維持することができます。
都市に暮らす主に団塊世代の建替え層に対して訴求し、2世帯住宅の拡販を目指します。商品の概要は以下のとおりです。

  • *1「隣居」…親世帯と子世帯がある程度の距離感を保ちながら、一つの建物に独立した2つの暮らしを実現するという考え方で、どのタイプにおいてもキッチンは必ず別々に設置しています。

1.用途転換やリフォームに容易に対応

年月の経過にともなう家族構成やライフスタイルの変化により、賃貸やSOHOなど、建物の用途転換やプラン、仕様の変更へのニーズは変わってきます。これらに柔軟に対応し、将来にわたり建物資産を活かすことができるプランを提案しました。

  • 各住戸の用途を賃貸や店舗併用にも容易に転換できるよう、二重界壁などで各住戸の独立性を確保
  • 将来、加齢配慮などのリフォームが容易に行えるよう、親世帯の廊下や部屋の出入り口の幅などを当初から広く設定

2.小規模敷地に対応するプラン提案

都市部の小規模敷地にも対応できるよう、参考となる5プランの中に50坪未満のプランを用意しました。

<商品の概要>

1. 用途転換やリフォームに容易に対応

年月の経過にともなう家族構成やライフスタイルの変化により、賃貸やSOHOなど建物の用途転換や、プラン、仕様の変更へのニーズは変わってきます。
本商品では、親世帯を主たる居住世帯とし、特に子世帯側の用途転換への対応を考慮しています。「子供と親世帯の隣居」「子世帯側を賃貸に切替え」「定年後の親世帯をSOHOや店舗併用にリフォーム」など、時間の経過により発生するさまざまなニーズに容易に対応し、将来にわたり建物資産を活かすことができるプランを提案しました。

(1)各住戸の用途を賃貸や店舗併用にもできるようそれぞれの独立性を確保

  • 玄関をそれぞれの住戸に個別に設置し、遮音性に優れた二重界壁を設定
  • 来客用や将来的な介護者用としての利用も想定し、親世帯には、主寝室に隣接した多目的の和室を設定

(2)将来的なリフォームに容易に対応

  • 性能表示制度の「高齢者配慮」等級3を標準設定
  • 親世帯については、性能表示制度の「高齢者配慮」等級4以上に相当する、広い廊下幅、階段幅(850mm以上)、リビングや寝室などの出入り口の有効幅(800mm以上)を設定しているほか、トイレの幅を1,200mm以上とし、間仕切り壁などを壊すことなく、将来的な加齢配慮などのリフォームが容易
  • 将来的に玄関ホールを共用部として自由に行き来できるようにする場合を想定し、各住戸の玄関を建物の中央部(界壁側)に設置

(3)その他親世帯の加齢配慮*2について

  • 親世帯は階段を15段とし、緩やかな勾配に設定
  • 靴を履く、脱ぐなどが楽に行える、玄関土間と床面にまたがったベンチを設置
  • リビングや主寝室などに引き戸を設置し、開閉のしやすい大型把手を設定
  • トイレ手摺には、意匠性に優れた紙巻器一体型手摺を新規採用
  • *2 当社は、加齢配慮について、(2)(3)の仕様を含む「ウェルライフ仕様」を用意しており、オプションで設置していただくことができます。

2. 小規模敷地に対応するプラン提案

  • 都市部の小規模敷地にも対応できるよう、参考となる5プランの中に、延床面積50坪未満のプランを用意しました。
  • 子世帯側は必要な部屋数(個室を3室)を確保しつつ、子供部屋の間仕切りを引き戸にするなど、用途転換した場合を含め居住者の使い勝手に配慮しました。
  • 小規模プランでも、浴室は必ず1坪以上を確保しました。

3. 外観は自由にデザイン

欧米様式を基本とした「デザインコレクション トラディショナル」や、三井ホームオリジナルデザイン「デザインコレクション クリエイティブ」を含め、多彩なデザインを実現できます。

4. 参考価格

参考65坪タイプ(建築面積40.06坪)
40,053千円(坪単価616千円)

参考48坪タイプ(建築面積26.78坪)
27,540千円(坪単価572千円)

5. 販売エリア

沖縄を除く全国

6. 販売目標

「ツインファミリー・デュープレックス」として年間200棟
「ツインファミリー」全体として年間700棟

7. その他

  • 二重界壁は、中心の中空層の両側に断熱防音材のロックウールを用い、その外側に2枚ずつ石膏ボードを組み合わせており、遮音性、耐火性に優れています。
  • 屋根にはオリジナルの高性能構造断熱パネル「ダブルシールドパネル」を基本設定しています。
  • 「構造の安定(耐震等級)」「劣化の軽減」「空気環境」「維持管理への配慮」の4項目において、最高等級を標準としています。*3
  • 建築基準法で規制される構造材、内部仕上げ材、また合板など下地材、天井裏等の建材については、最高等級であるF☆☆☆☆としています。
  • 三井ホームグループの三井ホームエステートや協力不動産業者のネットワークであるランドパートナーなどによる賃貸斡旋やリフォームローンなど、賃貸への用途転換やリフォームについてトータルにサポートします。
  • *3 プラン、地域、仕様、敷地条件により、一部性能等級が異なる場合やオプション仕様となる場合があります。

8. 商品名称について

デュープレックス(duplex)
英語で「2連の、2重の」の意味で、2つの玄関があり、2家族が住むことができる2世帯住宅のことをduplex houseといいます。三井ホームでは、生活機能のすべてを別々に設けた左右分離型の2世帯住宅の名称として使用しています。

9. 「ツインファミリー」リファインについて

新商品発売に併せ、従来の全国対応の2世帯住宅商品「ツインファミリー」について、三井ホームの2世帯住宅における「隣居」という考え方を踏襲しつつ、外観、プランなどをリファインしました。

隣居タイプを5つに整理

「左右隣居」
「隣居」の基本形で、左右で住み分けるタイプ。二重界壁で戸建ての感覚が高く、各住戸の採光、通風の条件についてもほぼ平等に設計できます。

「上下隣居」
親世帯を1階、子世帯を2階として上下で住み分けるタイプ。各住戸が平屋感覚で居住スペースを比較的ゆったり設けることができます。2階に広めのバルコニーを提案しています。

「上下隣居」(3階建)
ホームエレベーターを設定し、上下で住み分ける敷地対応力の高い3階建です。2・3階に広めのバルコニーを提案します。

「一部共用隣居」(玄関)
上下で住み分けながら、玄関のみ共用するタイプ。各世帯の居住スペースの独立性を保ちながら、世帯間の交流を自然にもつことができます。

「一部共用隣居」(玄関・浴室)
上下で住み分けながら、玄関と浴室を共用するタイプ。限られた敷地に適しています。

  • 外観は、デザインコレクションをベースに自由に設計可能
  • 分離型の隣居タイプは、将来的に両世帯の行き来ができるようにする場合、玄関ホールや階段室などパブリックスペースでつなげることができるようプラン配慮
  • 上下階の住み分けの場合、音漏れを大幅にカットするオリジナル「特殊床遮音仕様」を設定
この件に関するお問い合わせ先

広報グループ:03-3346-4649

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