6つの重点項目 #04 脱 CO2 脱炭素社会への貢献

関連するSDGs

近年、地球規模での気候変動が生じる中、国際的な枠組である「パリ協定」等をきっかけに、気候変動に関する国際的な動きが加速しています。三井ホームは、木造建築の促進により循環型資源である木の有効活用とCO2の排出量の抑制に貢献しながら、三井不動産グループの一員として、グループで定めた温室効果ガス排出量の削減目標の達成に向けて積極的に取り組み、人と地球環境に優しい脱炭素社会の実現に貢献します。

01 環境マネジメント

三井ホームグループでは、地球環境問題に取り組み、環境活動を実施していくことが、持続可能な循環型社会の構築に貢献すると考えます。三井不動産グループの一員として、グループ全体の温室効果ガス排出量の削減
目標(2030年度までに40%削減(2019年度比)、2050年度までにネットゼロ)の達成に向け、環境中期計画を策定し、推進しています

環境方針

三井ホームグループは、「木資源の活用」「環境性能・価値の創出」「住まいの長寿命化」を重点テーマとして、事業活動を推進します。また、「環境負荷の少ない企業活動」を推進するとともに、ステークホルダーとの共創型の「環境コミュニケーション」活動を展開し、満足度の高い住まいと暮らしをお客様に提供し続けることを目指します。

脱炭素アクションプラン2025

三井不動産グループの一員として、グループ全体の温室効果ガス排出量の削減目標の達成に向け、環境の5つの重点テーマを中心に、環境中期計画を策定し、推進しています。三井不動産グループでは、温室効果ガスの排出量を2030年度までに40%削減(2019年度比)、2050年度までにネットゼロにすることを目標としています。

2021年度環境活動と実績

三井ホームでは毎年、環境活動の目標と活動実績を公表しています。

環境活動のあゆみ

三井ホームグループの環境活動は、1982年に業界に先駆けて全商品に「10年保証」を導入したことから始まります。資源を上手に使い、高品質な木造建築を永く活かし続けるために、環境共生住宅やシステムの開発など、様々な環境活動を積み重ねています。

02 木の循環

三井ホームの企業活動は、木とともに営まれてきました。これからも、植生循環のもと厳密に管理された木材の活用に積極的に取り組み、お客さまとともに、持続可能な循環型社会の構築に貢献します。

木の優位性

三井ホームは、人と環境にやさしい資源である「木」を使った家づくりをしています。木は強い構造材であるだけでなく、地球温暖化の原因のひとつであるCO2を吸収し、大切な酸素をつくり出すサステナブルな資源です。

木の循環

地球温暖化の原因のひとつであるCO2を吸収し、大切な酸素をつくり出す森の木を維持するためには、木を適切に植え、育て、計画的に収穫し、活用していくことが大切です。木の持つ力を永く活用することで、炭素の固定化も続きます。

森の再生

三井ホームでは、森林の豊かな生態系や環境を維持する取り組みを行うパートナーとともに、持続可能な森林資源を最大限活用しています。

世界最高レベルで管理されたカナダの森林

カナダの森林では徹底した管理体制のもと、豊かな森を維持するための計画的な伐採と植林が行われています。三井ホームは、こうした持続可能なカナダの森林から木材調達を行うことで地球環境に貢献しています。

国産材の活用

日本は世界的にも有数の森林資源に恵まれた「森林国」。三井ホームでは、大きなポテンシャルを持つ我が国の地域材ストックを活かし、木の持つやさしさを広げていきます。2022年10月には三井不動産グループと北海道等との間で建築物木材利用促進協定を締結しています。
(ニュースリリース https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2022/1031.html

03 資源の有効活用

三井ホームグループでは、循環型社会を目指し、再生可能な資源の活用と再資源化に取り組んでいます。森林資源の有効活用と廃棄物のリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)を推進しています。

資源の有効活用

住宅の生産から解体までのライフサイクルにおいて排出される産業廃棄物のゼロエミッション化を推進します。また、工場における廃木材のマテリアル・リサイクルも推進していきます。

資材調達

三井ホームでは、「木」を住宅の構造材として扱う企業として、地球規模での豊かな生態系や、地域社会を維持する持続可能な森林資源を最大限活用し、地球環境負荷の低減に貢献していきます。

04 環境デザイン

家は、次の世代に暮らし継がれ、地域環境に溶け込み、豊かな住環境に貢献する社会の資産となりえます。エネルギーを賢く使い、自然の力を活用した環境デザインの提案で、時とともに価値を高める経年優化する住まいを目指します。

環境デザイン

「三井ホームグループ環境設計ガイドライン」を策定し、「省エネ」デザインと「創エネ」・「快適」設備による環境設計を提案します。さらに、環境に配慮したエクステリアの設計を提案しています。

05 建物の省エネルギー

三井ホームグループでは、建物の省エネルギー化に努め、居住時ならびに施設運用時の消費エネルギーを削減する建物のご提案を進めています。

ZEH・ZEB・ZEH-M

ご家庭の日々のエネルギーコストを抑え、快適で、かつ環境にも優しいこれからの住まい:ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)や、住宅のライフサイクルにおいて総エネルギーをマイナスにするLCCM住宅などの開発・普及を行っています。また、施設建築物においても、積極的にZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の提案を推進しています。

LCCM(ライフ サイクル カーボン マイナス)

暮らしの中で発生するCO2排出量をゼロにする家=「ZEH」の先には、建てることで地球環境への貢献を可能とすることへの期待が高まります。建設時に始まって、居住期間、リフォーム等の改修、そして解体時まで、住まいの生涯を通じて発生するCO2排出量をマイナスにする住まい。それが、「LCCM(ライフ サイクル カーボン マイナス)」の家。木でつくる住まいは、脱炭素社会の実現に貢献する住まいです。

06 住まいの長寿命化

住まいの品質性能維持と長寿命化は、木材の炭素貯蔵の継続により、環境負荷の低減と資源の節約につながります。三井ホームでは、長く住み続けるための技術とサービスのご提供で、ライフサイクルで環境負荷を低減する、住まいの長寿命化を推進します。

メンテナンスプログラムの普及促進

定期的な点検と適切なメンテナンス工事を実施することで、長期間、快適に生活していただくことが可能となります。三井ホームでは、住まいの長寿命化を図るため、注文戸建専用住宅において、長期優良住宅と高耐久住宅の推進等による、メンテナンスプログラムの普及率向上を目指しています。

グッドストック

住まい手が代わっても、快適に暮らし継いでいただけるよう、三井ホームは、住まいと暮らしを永く見守るサービスをご提供しています。「三井ホームのグッドストック」は、60年点検・保証システム「キープウェル60」をはじめ、建物を再保証する制度や万一お客様がお住まいを売却される際のサポートを総称する、お住まいの価値を守りつづけるためのシステムです。

07 環境負荷の少ない企業活動

三井ホームグループは、事業活動を進める上で環境関連法令を遵守します。また、事業活動による環境負荷の低減を図るためエネルギー使用量の把握と削減に努めていきます。

事業活動による環境負荷の低減へ

オフィス・モデルハウスおよびグループ会社(本社、工場等)におけるエネルギー削減と、自動車や物流(トラック)のエコドライブ推進による燃料削減を推進しています。