人と環境に
やさしい
「木」の活用
人と地球環境にやさしいから私たちが選んだのは木の家。
街にたくさん木の家を建てることは、街が森林化すること。

POINT 01木の優位性

三井ホームは、人と地球にやさしい資源である「木」を活用して建物をつくっています。木は火に強く、断熱性が高く、さらに調湿作用に優れた構造材であるだけでなく、地球温暖化の原因のひとつであるCO2を吸収し、大切な酸素をつくり出すサステイナブルな資源です。

木はCO2を固定する炭素の貯蔵庫

木造建築の推進は、たとえて言えば「街に森をつくる」取組み

木は、大気中のCO2を吸収しながら光合成をおこなって成長し、炭素(C)を体内に固定化します。このことから、森林は「炭素の貯蔵庫」と呼ばれています。 伐採されて木材となっても炭素の固定化は続くため、木造建築は森林と同じように貯蔵庫とみなされ、「都市の森林」「第二の森林」などと言われています。

※1 街なかモデル豊田小坂本町 120.40㎡(44.46坪)
※2 スギの木1本あたりに固定された炭素量を68kgとして算出((独)森林総合研究所の算定解説より)
※3 林野庁「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン(令和3年10月1日)」を元に算出

※出典:「住宅の省エネルギー基準の解説」平成21年度版
〈(財)建築環境・省エネルギー機構〉をもとに試算 

木は断熱性が高く、
人にも地球にも優しい

木材の断熱性能の高さは、建物の省エネ性能に貢献する

木は、鉄やコンクリートに比べて熱伝導率が低く、断熱性が高い素材です。外気の侵入を防ぎ、快適な室内の温度を逃さないことは、健康的で快適な暮らしに不可欠な性能です。

※出典:「住宅の省エネルギー基準の解説」平成21年度版
〈(財)建築環境・省エネルギー機構〉をもとに試算 

木で建てるとCO2排出量が抑えられる

木造は他の構法に比べて、建設時のCO2排出量が少ない

木造建築は、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造の建築に比べて、資材の製造時や加工時に必要なエネルギーが少なく、建設時のCO2排出量の大幅な削減を可能にします。

POINT 02木の循環

地球温暖化の原因のひとつであるCO2を吸収し、大切な酸素をつくり出す森の木を維持するためには、木を適切に植え、育て、計画的に収穫し、活用していくことが大切です。大切に育てられた木を余すことなく活用した木造建築を、メンテナンスしながら大事に活用し続けることで、炭素の固定化も永く続きます。

木のライフサイクル

「木」は計画的に伐採・植林をすることで木材として利用できるサスティナブルな循環型資源です。その一方で、「鉄」はリサイクルに優れていますが、原料となる鉄鉱石などを育て、増やすことはできません。さらに、生産やリサイクルの際に大量のエネルギーを消費し、多くのCO2を排出します。
「木」はCO2を吸収する、より環境にやさしい資源と言えます。

樹齢11年~40年ごろまでの成長期の木は、活発な光合成により、多くのCO2を吸収すると共に炭素を体内に固定化し、酸素を排出します。一方、樹齢50年前後の成長した木は光合成量が減っていきます。この成長した木を伐採して建築材料として活用し、伐採後の土地に再び植樹をすることで、木の循環が守られます。

木の活用(木造建築の循環)

自然の恵みである森林資源を使い事業活動を行う三井ホームは、人と地球にやさしい木を最大限活用した建築を通じて、消費エネルギーを抑えた暮らしの実現や、リサイクルしやすい部資材の選定、建物の長寿命化の実現など、持続可能な循環型社会の構築に貢献いたします。
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POINT 03森の再生

森の再生の継続は、脱炭素化の推進・木材供給量と価格の安定・土砂災害の防止・雇用や地域経済の活性化などに貢献します。三井ホームでは、森林の豊かな生態系や環境を維持する取り組みを行うパートナーとともに、持続可能な森林資源を最大限活用しています。

終わらない森

三井不動産グループでは、「植える」「育てる」「使う」という持続可能な「終わらない森」創りのサイクルをまわし続けています。すべての保有林は、社会的、経済的、環境的に適切な管理がなされている森林を認証するSGECの森林管理認証を取得しています。
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POINT 04世界最高レベルで
管理された
カナダの森林

カナダの森林では徹底した管理体制のもと、豊かな森を維持するための計画的な伐採と植林が行われています。三井ホームは、こうした持続可能なカナダの森林から木材調達を行うことで地球環境に貢献しています。

三井ホームカナダ

三井ホームは、年間の伐採量を森林の年間成長量以下に抑えるといったカナダの厳格な森林管理に早くから着目し、1992年カナダに現地法人を設立しました。現在、第三者機関による森林認証を受け、合法性が確認された木材を調達しています。こうした背景には、森林資源を大切に考え、地球環境に配慮する三井ホームの想いがあります。

PEFC-CoC認証を取得

当社グループ会社の三井ホームカナダが2013年5月にPEFC-CoC認証を取得しました。このことにより、カナダ国内においては森林認証を取得した森林から生産された木材や木材製品がそうでないものと混ざらないように適切に分別管理されていることが証明され、信頼性をより高めることが可能となります。

POINT 05国産材の活用

日本は世界的にも有数の森林資源に恵まれた「森林国」。三井ホームでは、持続可能なサプライチェーンの構築の基、様々な企業・団体と協力・連携し、大きなポテンシャルを持つ我が国の地域材の活用拡大に取り組んでまいります。

ツーバイフォー建築における国産木材活用協議会
https://jpwood2x4.gr.jp/
ツーバイフォー工法に関わる全国の製材会社・コンポーネント会社・住宅事業会社の9社(三井ホームを含む)が発起人となって設立された協議会(2022年11月8日設立)

国産材のさらなる活用に向けて

三井ホームは、三井不動産と共に、2022年10月に北海道等との間で建築物木材利用促進協定を締結しました。北海道に約5,000ha の森林を保有する三井不動産グループは北海道と協力し、本協定の趣旨である、2050年脱炭素社会の実現、林業とその関連産業の活性化による地方創生の実現に貢献してまいります。

(ニュースリリース https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2022/1031.html

ツーバイフォー建築における国産木材活用協議会
https://jpwood2x4.gr.jp/
ツーバイフォー工法に関わる全国の製材会社・コンポーネント会社・住宅事業会社の9社(三井ホームを含む)が発起人となって設立された協議会(2022年11月8日設立)