KNOWLEDGE
ペットと暮らせる注文住宅。
基本的な考え方や犬・猫別の設計ポイントまで
JAN.06.2026
家族の一員であるペットと一緒に暮らす家は、人もペットも心地よく過ごせる空間であるべきではないでしょうか。注文住宅なら、間取りが決まっている建売住宅と違って、愛犬・愛猫などペットの習性や行動パターンに合わせた設計が可能です。ペットと暮らす注文住宅の基本的な設計の考え方から、犬・猫別にできる工夫まで、ペットとの理想の暮らしを実現するポイントを紹介します。人とペットが共に幸せに暮らせる住まいづくりを目指しましょう。
目次
POINT
- 注文住宅なら、ペットの習性に合わせた間取りや素材選び・防音や換気などを設計段階から取り入れられる
- 犬には足洗い場や屋外デッキ、猫にはキャットウォークや脱走防止など、ペットごとの工夫が快適な暮らしにつながる
- 掃除のしやすさや耐久性に優れた建材を選び、事例や性能に強みを持つ住宅会社に相談するとペットと長く快適に暮らせる家を建てられる
注文住宅でペットとの理想の暮らしが実現する理由


ペットと暮らす家を考えるとき、「建売住宅の間取りで十分なのか」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。ペットと一緒に住まう住宅には、安心や快適さはもちろん、ペットの習性や性格に合わせた工夫も必要です。注文住宅なら、ペットとの理想の暮らしをかなえられる可能性が高まります。
ペットの行動特性に合わせた間取り設計ができる
注文住宅の大きな魅力は、ペットそれぞれの個性や行動パターンに合わせて間取りを設計できることです。犬の場合、活発に動き回る子なら回遊できる動線を作り、人懐っこい性格なら家族の様子が見えるリビング近くに専用スペースを設けるといった配慮ができます。一方で警戒心の強い子には、玄関から離れた静かな場所に落ち着けるコーナーを確保するのも一つの手です。
猫なら高いところを好む子にはキャットウォークを設計したり、日向ぼっこが好きなら窓際に専用の棚を作ったりと、個々の好みに応じた空間づくりができます。
さらに注文住宅では、ペット専用のトイレスペースや足洗い場・お散歩グッズの収納場所なども・最初から間取りに組み込むことが可能です。建売住宅では後から追加が困難な設備も、設計段階で計画すれば自然に配置でき、ペットも飼い主も快適に過ごせる住まいが実現します。
人とペットの快適さを両立できる住宅性能を選べる
ペットと快適に暮らすためには、住宅性能が重要です。断熱性能が高い住宅では室温が安定するため、温度変化に敏感なペットにとってストレスの少ない環境を維持できます。
三井ホームでは、住宅性能が標準で高性能です。このような住宅会社を選んで家を建てると、断熱性能や気密性の高さ・高性能な換気システムなど、ペットとの快適な暮らしに理想的な環境を整えられるでしょう。人とペット双方にとって清潔で健康的な住環境が標準仕様として実現し得るのは、注文住宅の大きなメリットです。
ペット前提の設計で将来のリフォーム費用を抑えられる
最初からペットを考慮した注文住宅を設計することは、将来のリフォーム費用を削減できる賢い選択です。後からペット用の設備を追加する場合、床の張り替えや壁の補修・防音工事などで相当な費用がかかることも珍しくありません。
注文住宅の設計段階でペットの行動を見込んだ素材選びや間取りの工夫をすれば、実際に住んでからの追加費用は抑えられ、最適な環境を実現できます。例えば、滑りにくく傷に強い床材を最初から取り入れると、ペットの爪による損傷で早期の床材交換が必要になる事態を避けられるでしょう。ペットとの暮らしを前提として建てた注文住宅は、快適性だけでなく長期的な経済的メリットももたらします。
ペットに配慮した注文住宅を考える基本のポイント

ペットとの生活には楽しさと同時に、ペットのけがのリスクや汚れ・臭い・鳴き声などの悩みが付き物です。家を建てる段階で対策を盛り込んでおけば、人もペットも快適に過ごしやすくなります。ペットと暮らす家の設計を検討するとき、押さえておきたい基本的なポイントを押さえておきましょう。
床材や壁材
注文住宅でペットと快適に暮らすには、床材や壁材の選択が重要です。ペットが滑りにくく、爪による傷や汚れ・臭いに対応できる素材を選ぶことで、長期間にわたってペットと人間双方にとって快適な環境を維持できます。
床材には、滑りにくく傷に強い表面処理を施したフローリングがおすすめです。ペットの関節への負担を軽減しながら、爪による損傷も防げます。ウレタン塗装仕上げであれば防水性が高まるため、粗相による汚れを簡単に拭き取れます。
壁材については、脱臭・調湿効果のあるタイルや、珪藻土・漆喰といった天然素材が有力候補です。珪藻土は消臭・調湿効果により、ペット特有の臭いを自然に軽減します。漆喰は耐久性が高く温度や湿度を一定に保ってくれるほか、シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドを分解する効果も持つため、アレルギー体質の人でも快適に住める可能性が高いでしょう。
間取り
ペットと快適に暮らすための間取り設計では、基本的にペット専用スペースの配置が必要です。人とペット双方が適切な距離感を保ちながら過ごせる空間配置により、互いのストレスを軽減できます。来客時にペットが落ち着いて過ごせる「逃げ場」としても役立ちます。
とはいえペット専用スペースは、家族の気配を感じられる位置に設けるのが理想です。完全に孤立させてしまうと、何かあったときに気付けなかったりペットに孤独感を与えてしまったりします。
ペットに関するアイテムの収納場所も、間取り設計の重要な要素です。収納場所を生活動線に沿って配置すれば、日々のお世話がスムーズになります。また、階段や段差を緩やかにする設計により、ペットがけがをするリスクを軽減して安全に暮らせる住環境を実現できるでしょう。
換気・空調
換気や空調の設備を充実させると、ペットと一緒に暮らす人間のストレスを減らせます。ペットは清潔にしていても、人間とは違う臭いを発するのが自然です。
効率的な換気ができるシステムは、ペットの臭いをこもらせないために役立ちます。24時間換気システムが備わっていると、臭いが気になるときに都度窓を開けて換気する必要がありません。特に臭いに敏感な人は、効率的に換気できる設備を取り入れましょう。
また、ペットの健康を守るためには温度を一定に保つ空調システムが必要です。温度変化に敏感なペットと暮らす場合は特に、スマホから遠隔操作できるエアコンのように、留守中でも温度を一定に保てる設備の導入を考えなければなりません。
防音対策
ペットと人が共に快適な生活を送るには、防音対策が欠かせません。注文住宅の建築時にしっかりと防音対策を施していれば、ペットの鳴き声が近隣に響くことで生じるトラブルを未然に防げます。
高い防音性能を持つ注文住宅では、外部への音漏れを大幅に軽減できるはずです。壁や床の構造に防音材を組み込むことで、鳴き声が漏れるのを遮断する方法もあります。
防音対策は建築後だと、追加工事が困難です。設計の段階で防音対策を取り入れましょう。マイホームを建てたときから近隣との良好な関係を維持しつつ、ペットと安心して暮らせる環境を実現できます。
犬・猫別に考える注文住宅づくりの工夫

同じペットでも、犬と猫では必要な環境や暮らしの工夫が大きく異なります。元気に走り回る犬と、高い場所を好む猫では設計の優先点も違ってくるでしょう。それぞれの習性を踏まえた工夫が、安心で心地よい住まいを実現します。
犬とのアクティブな暮らしをサポートする工夫
犬は犬種や個体にもよりますが、散歩が必要なケースが多いでしょう。アクティブで健康な犬との暮らしを実現するためには、散歩後の足洗い場を設置する必要があります。玄関や勝手口付近に専用の水場を設けることで、汚れた足を室内に持ち込まずに済み、清潔な住環境を保つことが可能です。
大型犬の場合は立水栓とガーデンパンを組み合わせた本格的な洗い場、小型犬なら底が平らで安定性の高い洗面ボウルがよいでしょう。
屋外デッキの設置も、犬との暮らしを豊かにする工夫です。リビングから続くウッドデッキは室内と屋外をつなぐ中間的な空間として機能し、天候に左右されず愛犬と過ごせる場所となります。ささくれの出にくい樹脂製デッキや耐久性の高いハードウッドを選ぶことで、犬の肉球への負担軽減が可能です。
また、回遊性のある間取り設計により、犬が家の中を自由に動き回れる環境が整います。アイランドキッチンを中心とした動線は、小型犬の室内運動にも最適です。
猫との快適で安全な暮らしを実現する工夫
猫は犬とは全く違う性質を持っています。個体によっても変わるものの、基本的には高い場所から周囲を見渡すのを好む子が大半です。
注文住宅の設計では、キャットウォークを設置したり、キャットタワーを置く場所を考慮した間取りを考えたりといった工夫が欠かせません。キャットウォークの設置では、行き止まりで猫が動けなくなるのを防ぐため、複数の上り下りルートを確保しましょう。
猫の場合、脱走防止の対策も必要です。防護柵などを取り付けることで、脱走を防いで猫の安全を守れます。窓辺に幅広の棚板を設置し、猫が日向ぼっこを楽しめる「特等席」を作るのも猫用の工夫です。外の景色を眺められる場所があれば、室内飼いでも猫のストレスが軽減します。
多頭飼いの場合に考慮したいポイントは?
多頭飼いの場合は犬でも猫でも、それぞれのペットが安心して過ごせる個別スペースの確保が必要です。複数のペットが狭い空間で一緒にいると、ストレスや縄張り争いが生じる可能性があります。
猫の多頭飼いでは、それぞれが落ち着ける「コアエリア」を確保することが重要とされており、高低差のあるキャットタワーや棚を活用して立体的な空間を作るのが効果的でしょう。
動線設計では、複数のペットが同時に移動できる幅の広い廊下や回遊できる間取りを採用することで、お互いが自然に避け合える環境を作れます。さらに食事スペースを分離することで、食べ物を巡る競争やストレスの軽減が可能です。
ペットと長く快適に暮らせる注文住宅の特徴

ペットとの暮らしは、その子の命がある限り続きます。人もペットも長く快適に暮らせるかどうかは、マイホームづくりに当たって考慮すべきポイントです。ペットとの暮らしを長期的に支える住まいの特徴とは、具体的に何なのでしょうか。
掃除がしやすい間取りや設計である
人とペットが互いに快適な環境で暮らせる家は、日々の掃除を効率化する間取り設計になっています。お掃除ロボットが効果的に稼働できる環境を整えることで、ペットの毛や汚れを掃除する負担の軽減が可能です。
例えば回遊動線を取り入れた間取りなら、お掃除ロボットが各部屋を効率的に移動して隅々まで清掃できます。バリアフリー設計や引き戸の採用により、ロボットの移動を妨げる段差や障害物を最小限にしているのも特徴です。
またフラットで継ぎ目の少ない床材だと、毛や砂が溜まりやすい凹凸が少なく、日常的な掃除機がけやモップがけが簡単になります。
耐久性のある内装・建材を使っている
ペットと長期間にわたって快適に暮らせる注文住宅は、耐久性に優れた内装・建材を使用しています。ペットの爪による傷や汚れ・日々の磨耗に耐えられる素材を最初から選ぶことで、将来のリフォーム費用を軽減できるのがメリットです。
檜やチークといった天然木は、耐久性が高く抗菌・防虫効果も持っています。長く美観を保てる上、ペットが舐めても安全です。メープルのような硬質材は高い強度と耐久性を兼ね備え、ペットの爪による傷を効果的に防ぎます。
ペットと暮らせる注文住宅は三井ホームで

ペットに優しい住まいづくりには、技術力や性能に裏打ちされた安心感が欠かせません。三井ホームの注文住宅は断熱・空調などの基本的な住宅性能が高く、実例にも豊富な工夫が見られます。ペットと暮らす理想の住まいを、具体的に描く参考になるでしょう。
ペットとの快適な暮らしに役立つ技術
三井ホームでは断熱材に「高性能グラスウール」を採用しています。この高い断熱性により室温が安定し、温度変化に敏感なペットにとってもストレスの少ない環境を維持することが可能です。
三井ホームのオリジナル全館空調「スマートブリーズ」は、冷房・暖房・換気・空気清浄・除湿・加湿(※オプション)という6つの役割を持っています。季節を問わず、快適な空気環境を保つのに役立つでしょう。ペットの臭いも効率的にコントロールできるため、人とペットにとって快適な住環境が実現します。
建築実例 - 犬と暮らす家
三井ホームで実際に建てられた、犬との快適な暮らしを実現した建築実例を見てみましょう。「愛犬とともに、ゆとりある大空間に憩う住まい」のケースでは、キッチン横に柵付きの愛犬専用スペースを設けました。中庭やリビング・向かいにある事務所スペースからも、愛犬の様子が見られる間取りになっています。
リビングの延長として同じタイルが貼られた中庭も、愛犬のための工夫です。家族が外の空気を吸いながらリラックスしているそばで、愛犬は自由に遊べます。ほかにも愛車を眺められるスペースや動線がまとめられたランドリースペースなど、三井ホームならではのこだわりが豊富な実例です。
建築実例 - 猫と暮らす家
三井ホームでは、猫との暮らしを豊かにする注文住宅も手がけてきました。「愛猫との暮らしを育む楽しい家」がその一例です。このケースでは、好奇心が強い愛猫が隣の部屋の様子を見られるように、窓に猫が座るためのカウンターを用意しました。
キャットウォークを室内の随所に設置する、リビングを吹き抜けにして2階までキャットウォークをつなげるといった猫への配慮が光ります。梁(はり)を吹き抜けに渡す、麻ひもを巻き付けたポールを吹き抜け沿いに立てるなど猫を楽しませるアイデアを豊富に取り込みながらも、キッチンには猫が入り込まないよう仕切りを設けているのが特徴です。
参考:愛猫との暮らしを育む楽しい家 | 建築実例 | 戸建住宅
三井ホームでは、ほかにも豊富な事例をそろえたカタログを用意しています。もっと多くの実例を見てみたいという場合は、カタログを参考にしてみてください。
まとめ

注文住宅は、ペットの習性や行動に合わせた間取り・滑りにくい床材や消臭性のある壁材・防音や換気といった工夫を最初から盛り込めるのが大きな魅力です。
犬には足洗い場や屋外デッキ、猫にはキャットウォークや脱走防止の工夫など、種類ごとの設計も暮らしやすさにつながります。さらに掃除のしやすい間取りや耐久性のある建材によって、長く快適に暮らせる住まいを維持できます。
三井ホームでは、高い住宅性能とデザイン性を両立しながら、犬や猫と安心して暮らせる住まいづくりも実現してきました。ペットと暮らすマイホームを検討する際には、三井ホームの実例やカタログも参考にしてみてください。
※当記事に掲載している一部画像には、生成AI「Gemini」で作成したものを含みます



































