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平成15年1月8日
多摩美術大学との共同プロジェクト
高齢者の住まいと生活空間の提案
1月19日〜21日、新宿モノリスで展示会

 
  三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:高橋邦男)は、多摩美術大学との共同プロジェクト、「長寿社会における高齢者の住まいと生活空間の提案」を実施し、1月19日〜21日に学外展示会を開催いたします。
このプロジェクトは同大学環境デザイン学科の3年生(15人)の課題テーマとして、平成14年10月末から約2ヵ月間、体験学習、生活調査を織り込み実施したもので、同大学との高齢者の住環境をテーマとした共同プロジェクトは4回目となります。「既成概念にとらわれず、新たな発想により、高齢者の新しい暮らしと住まいの提案を行う」ことに重点を置き、高齢者の楽しみを生かし、快適で生きがいの生まれる生活空間を提案する住居・施設の模型を制作いたしました。
共同プロジェクトとの概要と展示会開催要領は以下のとおりです。


<共同プロジェクトの概要>
1.目 的
高齢者が生きがいを持って自立した生活を送れる住環境を確保するために求められる住宅、コミュニティのあり方について、学生は、既成概念にとらわれない新たな発想と価値観を重視しつつ、高齢者の生活実態を体験把握のうえ楽しく安心して住み続けられる住環境についての具体的な提案を行うこと、また、三井ホームは新しいアイディアと課題解決のヒントを見出し、当社長寿社会研究所のハード・ソフト両面の調査、研究に役立てることを目的としています。
 
2.実施期間
 平成14年10月末〜12月(10月に事前体験学習を実施)
 
3.参加人数
 多摩美術大学環境デザイン学科15人(男性9人、女性6人)
 
4.学習概要(課題・考慮要件・スケジュール)
高齢者の住環境を考えるにうえで設定した具体的な3課題を7グループ(1グループ2〜3名)で分担し、住まいと空間の提案を行いました。提案にあたっては、地域の人間関係や伝え継ぎたいものなどを含む「生活圏すべて」を対象とした視点を持つようにしました。
−課 題−
課題1…高齢者夫婦だけの家(3グループ)
 いつまでも楽しく活動的な生活が送れ、自然や地域とのふれあいが生まれる住宅を提案しました。高齢者夫婦(世帯主が65歳以上)のみの世帯数は、2015年には1995年の約1.9倍の572万世帯になると見られています。
*国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」(1998年10月)
課題2…高齢者の集合・共同住宅(2グループ)
 高齢者が暮らす地域にふれあい、生きがいをもって暮らせる共同住宅と集合住宅を提案しました。
課題3…高齢者のための地域施設(2グループ)
 地域の友人とのふれあい、趣味や勉強など、高齢者の生きがいや生活の張りを生み出せる施設を提案しました。
−スケジュール−
10月: 1)課題出題・選択
  2)高齢者擬似体験(インスタントシニア体験)
 
 三井ホームの研修センターで加齢用具を身につけ、高齢者を擬似体験
  3)住宅の見学
 
 横浜山手地区の明治・大正・昭和初期に建築され住み継がれている住宅
  4)生活者の意識調査
 
 身近な任意の高齢者に対し生活意識に関するヒアリングを行い、生活の、張りや楽しみなどを知り、住まいと生活空間提案のヒントとする
11月: 1)コンセプト立案、基本計画、図面作成
  2)ラフモデル作成
12月: 説明パネル、模型を完成し最終発表会を開催
 
5.各提案のコンセプトと概要
課題1:高齢者夫婦だけの家
「仲間と集う家」 
○コンセプト: 季節の変化や時間の流れを感じることができ、それが生活の潤いや仲間が集まる動機ともなります。自然を日常的に近くに感じられる開放的な空間で、仲間と楽しく集える家を提案しました。
地域の人たちとも交流ができる場としての「ガラスルーム」と夫婦2人の生活の場である「居住部」からなっています。
「ガラスルーム」の2辺につながる大きな「デッキスペース」を設けました。大勢で食事をしたり、大きな木を植え、直接自然と触れ合える空間です。
「ガラスルーム」は、デッキに面して全てガラス面とし、開放的な空間としています。一部に畳コーナーを設け、寛げる場をつくりました。
 
「話食を楽しむ家」 
○コンセプト: 家の中心に「食」に関わる機能を持つ「食ゾーン」を設け、室外の風景を見ながら楽しく料理をでき、楽しい会話ができる家を提案しました。
「食ゾーン」は夫婦2人の共同作業スペースとしての「つくるスペース」、2人で「食べるスペース」、大勢で食べる「もてなすスペース」からなっています。
「食ゾーン」と庭をつなげる屋外空間としてテラスを設けました。大勢で食事やお茶の時間を過ごしたり、ハーブを育てたりするのに利用します。
キッチンには調理台に連続させた食事テーブルや、座って作業ができるテーブルを設置し、調理をしながら、また食事をしながら会話を楽しめます。
 
「楽しい思い出を伝える家」 
○コンセプト: 四季折々の催事を通じた思い出を大切にし、趣味で集めた書籍を地域の人々と共に楽しめる空間を提案します。地域の人々との関わりを重視し、居間に続く土間を設けました。
居間は、生活の中心であり、夫婦が一番長く居る場として、季節や用途によって使い分けられるような可動式の仕切りとしました。
土間は地域の人々との関わりを重視したスペースです。催事を共に楽しんだり、趣味の書籍を地域の子供に開放したりするスペースになっています。
四季折々の催事や設えのための道具をしまっておく「蔵」を設置しました。居間と土間から入ることができます。
 
課題2:高齢者の集合・共同住宅
「外に出たくなる家」 
○コンセプト: 個人の庭を集合住宅の居住者と共有し、隣人との関わりが深まるとともに、地域に庭を開放することにより地域の人々との関わりが自然に生まれ、個人でも地域でも楽しめる集合住宅提案としました。
7戸の各庭がつながって大きな一つの庭になっています。この庭は、地域の人々や訪れる人にも開放されています。
各住戸とも、玄関側に庭を設け、建物の後ろ側にプライベートなテラスを設けました。
 
「食を楽しむ家」 
○コンセプト: 植物を育て、調理・加工し、食を楽しむ共同住宅です。「菜園」と「作業場」、「共用空間」を設置し、楽しいことを皆で行う場面を提案するとともに、漬物や調理方法などを地域に発信する拠点ともなります。
全体構成は、地域に開放する「共同菜園」と居住者が作物を育てる「自家菜園」、育てた作物で保存食や漬物をつくって保存できる「漬物小屋」、皆で調理・食事をし、寛げるスペースとしての「共用空間」、そして個人のための「住居部」からなっています。
「漬物小屋」は、泥つき野菜を洗ったり、干したり作業しやすいように土間としました。外での作業用のトイレや足洗い場も併設しています。
開放的で地域の人々が気軽に訪れ食を中心とした会話が自然に生まれるよう、仲間同士で調理や食事ができる共用空間を共用菜園に隣接させました。
 
課題3:高齢者のための地域施設
「茶々房」 
○コンセプト: 地域の人々が協力し合いながらお茶をつくり、お茶を楽しむ共用施設の提案です。自分たちでお茶をつくる過程が楽しく、またさまざまな世代の関わりや会話が生まれるきっかけづくりになるようにしました。
お茶づくりを楽しむ「お茶畑」と、そのお茶を精製する「作業スペース」、お茶を味わう「茶カフェ」が一体となった共用施設です。
「作業スペース」は、お茶を蒸し、揉んで乾かすための作業空間です。
「お茶畑」は、観賞用とお茶摘み用を兼ねたもので、施設の屋根と敷地の一部に設けました。親しみやすく地域のシンボルとなる建物形状としました。
「茶カフェ」は、地域の人が気楽に入れるよう内部が見通しよく、通りに面して開放的なつくりになっています。また、カフェからお茶精製の作業風景やお茶畑を見ることができ、お茶への興味を引き出します。
 
「着物で行く地域施設」 
○コンセプト: 気軽に着物を着て出かけられる機会を持つことが、生活の楽しみとなり、着物を通じたコミュニケーションが生まれるような共用施設です。
多目的な「和室」、お茶が飲める「座敷」、受付やお茶出しをする「サービス部」が廊下と広縁によって結ばれています。
「茶室」を庭園に囲まれた離れとして設置し、本格的に茶の湯が楽しめます。「座敷」は地域の人々が気軽に出入りできるよう、歩道側に向けて開放的な空間としました。
部屋の周囲に設けた広縁は、夕涼みや地域の人と交流できる場となります。
 
6.まとめ
 前回同様、建築およびランドスケープコースの学生が参加して実施したことにより、屋内外の設計面の提案や考察などにおいてさらに充実した内容となりました。生活意識調査で、日常生活の楽しみや使い継がれる「もの・こと」及び地域を含むコミュニケーションのあり方、生活に与える影響を把握できたことにより、提案の中に生活全般に対する配慮が生きています。
プロジェクトの実施過程における、長寿社会や住環境の知識の普及とともに、成果に対する継続的な検討を進め、当社の今後の住まいづくりに役立てたいと思っています。
 
7.学外展示会について
今回制作した提案模型とプレゼンテーションパネルなどの展示会を開催いたします。一般公開ですので、どなたでも入場できます。
 期 間: 平成15年1月19日(日)〜21日(火)の3日間
 時 間: 午前10時〜午後4時30分
 会 場: 新宿モノリス5階 「プレゼンテーションスクエア」
東京都新宿区西新宿2−3−1
*展示物:各課題テーマに関するプロジェクト報告をパネルと模型で展示
 


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