
WORKS
故郷の風景とともに暮らすスタイリッシュモダンの家
SEP.28.2022
生まれ育った地元での暮らしを考え、実家の建て替えを決意。ゆとりある敷地に映える、存在感のあるモダンなフォルム。家の中心は吹き抜けが広がる開放的なリビング。南側には大きな開口部を設けて、故郷の空や日差しをたっぷり取り込みました。美しく整えられた空間に、懐かしさと心地よさが共存する住まいです。
白壁とダークグレーのタイルが共鳴し合う、ソリッドなフォルム
外観はソリッドなアウトラインによって端正にまとめられたフォルム。1、2階の居住エリアは青空に映える白い外壁に、エントランス周りは深い質感を持つダークなタイルで仕上げました。対照的な2種類の仕上げが引き立てあうことで、街並みに確かな存在感をもたらしてくれます。玄関ポーチは重厚感のある門型のデザイン。角度をつけた2段のステップが、ゆったりとしたアプローチを構成しています。
リビングから愛車が眺められる、ビルトインガレージ
積雪もある地域であるため、家の北側にはゆとりのビルトインガレージも確保。リビング側には大きなフィクス窓を配して室内からでも愛車が見られるようにしました。またガレージからは奥の箱庭へとつながり、箱庭からは北側の安定した自然光が室内へ差し込んできます。
モノトーンでコーディネイトした、 モダンなインテリア
約28畳の広さのあるリビングは、吹き抜けや階段スペースと一体になった開放的な空間になっています。南側に向けては、大きな開口部を設けて、日差しとともにアウトドアの気持ちよさを取り込むため、外にはタイル敷きのテラスをつなげました。室内は白をベースにまとめ、床には石目調の大判のタイルを用いて、明るくモダンなインテリアにコーディネート。玄関横に設けた、応接用の和室もリビングのイメージに合わせたモダンな空間に整えました。
ゆとりある回廊式のウォークインクロゼットを隣接
2階の主寝室は色調の明るいフローリングを用い、ソフトな雰囲気に仕上げました。約5.3畳のウォークインクロゼットは回廊式になっていて、収納量も十分。室内がすっきりと保てるようになっています。
四季を通じて安心と快適さを実感するわが家
私が生まれ育った実家はすでに築60年を経て、老朽化が激しい状態でした。地元は盆地で、夏は熱気がこもり、冬は寒気が逃げずに県内でも積雪が多い土地柄です。その家で生活するのは心身の負担になるということで、建て替えに踏み切りました。全館空調を取り入れたこともあり、新居に引っ越してからは、四季を通じて常に快適です。1階はフラットな動線でつながっていますし、将来、必要であればホームエレベーターを設置できるスペースも確保してもらうなど、バリアフリー設計のおかげで一生安心して過ごせる家になりました。