INTERVIEWこもりうたのせんせい

家の中で親子の絆を深める「こもりうた」について、
NPO法人 日本子守唄協会 理事長の井上麻矢さんに、お話を聞いてきました。

こもりうたのせんせい:井上 麻矢さん
NPO法人 日本子守唄協会 理事長/作家、劇作家の故・井上ひさしの三女で、劇団「こまつ座」の代表取締役社長として活躍中。母・西館好子が立ち上げた「日本子守唄協会」の理事長も務める。自身が企画した映画「母と暮せば」【日本アカデミー賞優秀作品賞】の小説版「小説 母と暮せば」(山田洋次監督と共著)など著書多数。
親子にとって「こもりうた」って何ですか?
子どもにとっては生まれてはじめて聴く唄であり、親子にとっては互いに絆を確かめあう唄。子守唄は、そう言われています。親と子の絆がしっかりしていればしているほど、子どもは安心して、自分で世界を広げていくことができます。そういう意味では「安心して外に出ておいで!」と伝える役割を果たしているようにも思えます。
子守唄が親子に与える影響はありますか?
影響というと少し大げさかもしれませんが、子守唄は「ふるさとづくり」だと考えています。「ふるさとというのは幼い頃の記憶である」。そう言ったのは”星の王子さま”を書いた作家のサン=テグジュペリです。親が唄う子守唄が記憶となり、その部屋や家がふるさとになっていく、そう考えるとステキですよね。
子守唄の唄い方のコツってあるんですか?
あんまり難しく考えることも、うまく唄う必要もありません。「唄う」というよりも、語りかけるように、想いをやさしく伝える気持ちがあると、子どもは自然に落ち着きますね。
オススメの子守唄はありますか?
子守唄って歴史が深く、日本だけでなく海外も含めると、本当にたくさんの唄があります。オススメの一曲というと難しいのですが、パパでも、ママでも自分の知っている曲を、アレンジして唄うのはいかがでしょうか。家族だけのオリジナリティは「ふるさとづくり」をより深いものにすると思います。
子守唄のイベントを開催していますが、
どんな声が集まりますか?
「子どもが子守唄を待ち望むようになって、結果的に寝付きのよさにつながった」とか、「歌ってみたら自分の気持ちが落ち着いた」など、子どもの気持ち、親の気持ち、さまざまです。子守唄を知ったり唄ったりすることで、親子にとってのステキな変化が生まれるとうれしいですね。
子どもがよく寝付きやすい空間はありますか?
子どもは日頃から、五感で生活している部分が多いですよね。だから、その五感を休ませてあげることのできる空間であることが大切ですね。ほどよい温度のキレイな空間。あたり前かもしれませんが、そんな空間なら、どこでも安心して眠るのではないでしょうか。
家で親子の時間を楽しみたい方にメッセージを。
子どもたちは安心の中でこそ、心身ともに成長します。子守唄は、その道しるべ。ただ唄ってあげるだけでも安心は育まれますが、ぜひ自由に自分だけの子守唄にアレンジして、伝えてあげてください。家は子どもたちの冒険の場であり、親子だけの秘密基地のような空間です。ステキな空間がある家は、家族の姿、そのままだと思います。

こもりうたのせんせい:井上 麻矢さん
NPO法人 日本子守唄協会 理事長/作家、劇作家の故・井上ひさしの三女で、劇団「こまつ座」の代表取締役社長として活躍中。母・西館好子が立ち上げた「日本子守唄協会」の理事長も務める。自身が企画した映画「母と暮せば」【日本アカデミー賞優秀作品賞】の小説版「小説 母と暮せば」(山田洋次監督と共著)など著書多数。

暮らし博士のまとめ五感を休ませる、子どもが眠りやすい空間。
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全館空調について

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