2020.10.28
「ウッドデザイン賞2020」を受賞
2年連続3度目の受賞
~枠組壁工法による木造3階建てオフィスビル~
三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:池田 明)は、グループ会社の三井ホームコンポーネント株式会社(本社:東京都中央区、社長:藏津 洋)が「ウッドデザイン賞2020」を受賞したことをお知らせいたします。
三井ホームグループとしては、2017年の木造建築用高性能床遮音システム「Mute(ミュート)床遮音システム」(林野庁長官賞)、2019年の「スマート倉庫」(林野庁長官賞)に続く2年連続3度目の受賞となります。
- 受賞作品名:三井ホーム熊本支店新築工事(ライフスタイルデザイン部門 建築・空間分野)
- 躯体施工:三井ホームコンポーネント株式会社 / 設計・監理:株式会社志垣デザイン店(共同受賞)

本施設の特徴
- 【環境】
- オフィスビルの木造化・県産材活用
- 【意匠】
- 木のぬくもりを活かしたモダンなデザインで街並みに緑ある癒しの空間を演出
- 【技術】
- 独自の「GフレームZ※1」により、カーテンウォール※2の吹抜け大空間を実現
本施設は、県中心部大通りの角地に位置することから、街の象徴的な建物になることを目指した木造オフィスビルです。木のぬくもりを活かしたモダンなデザイン、天井高約5.4mの吹抜け大空間を角地に配置し、道行く人からも認識できるよう独自の「GフレームZ」を活かしたガラス貼りのカーテンウォールを採用いたしました。また、本施設を利用する社員やお客様にとって馴染みのある県産材を使うことで、愛着をもって御利用いただける施設を目指しました。
今後も三井ホームグループは脱炭素社会の構築に向け、再生可能な資源である「木材」を利用する木造施設系建築の用途拡大を図り、高品質で持続可能な木造建築の普及・拡大に努めてまいります。

- ※1. GフレームZ については、2ページの【本施設の特徴】を参照
- ※2. 建築構造上取り外し可能な壁で、建物の荷重を直接負担しない壁(間仕切り壁と同様の非耐力壁)
本施設の特徴
- 良好な景観を維持しながら積極的に街並みの形成に関わりたいとの想いから、見通しの良い角地部分をカーテンウォールの大空間とし、内部の熊本県産材をあしらった柱(GフレームZ)や建物内外に植栽を施し、ご来場いただいたかたはもちろん、通りを歩く人からも愉しんでいただける建物としました。
- 独自技術の「GフレームZ」
「GフレームZ」とは、三井ホームが開発したヘビーティンバーを用いた独自の強固なラーメン構造です。
ヘビーティンバーとは、断面積が300㎠以上ある大断面の集成材のこと。一方ラーメン構造とは、柱と梁の接合部を強固に結合させた構造のことです。ラーメン(Ramen)とは、ドイツ語で「額縁」を意味します。「GフレームZ」は、優れた強度性能を誇るヘビーティンバーを柱や梁材として採用し、水平方向の最大有効開口幅約7.5m、垂直方向の最大有効開口高さ約5.4mという驚異的なスケールの全面開口を実現。2階まで広がる迫力の窓からは、あふれる陽光と壮大な景色を楽しむことができます。




【建物概要】
- 所在地
- 熊本県熊本市中央区神水1-25-25
- 敷地面積
- 818.09 ㎡(247.47 坪)
- 構造規模
- 3階建 木造(枠組壁工法)
- 防火構造
- 1時間準耐火
- 延床面積
- 947.31㎡(286.56坪)
- 用途
- オフィスビルディング(事務所・ショールーム)
- 設計
- 株式会社志垣デザイン店
- 施工
- 株式会社サンワイーテック、大英建設株式会社
- 躯体施工
- 三井ホームコンポーネント株式会社
- 内装デザイン施工
- 三井デザインテック株式会社

三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。三井不動産グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。
*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における4つの目標に貢献しています。
- 目標11
- 住み続けられるまちづくりを
- 目標12
- つくる責任つかう責任
- 目標13
- 気候変動に具体的な対策を
- 目標15
- 陸の豊かさも守ろう


三井ホーム株式会社 広報部 広報グループ: 03-3346-4649