2019.10.04
40坪以下※1の住宅を対象にした新しいタイプの全館空調システム
「Smart Breeze One(スマート ブリーズ ワン)」新発売
高気密・高断熱住宅に最適な「全館空調システム」をスタンダードに
三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:池田 明)は、40坪以下の住宅を対象に、建物全体を快適な温熱環境にする新空調システム「スマートブリーズ ワン」を開発し、10月11日(金)より全国販売(沖縄、寒冷多雪地を除く)いたします。
近年、酷暑による熱中症や冬場の住宅内でのヒートショック事故が増加する中、当社は建物全体の温度管理や空気品質にこだわり、これまで全館空調システム「スマートブリーズ」を約6割※2の住宅に装着してまいりました。今回、新たに汎用品の高効率ルームエアコン1台と熱交換型換気システムを組み合わせた独自の空調システム「スマートブリーズ ワン」を開発し、全館空調システムのラインナップに加えることで、装着時のイニシャルコストと利用時のランニングコストを抑え、これまで個別空調の採用割合が高かった40坪以下の住宅に対し、より採用しやすいバリエーションを整備しました。
今後も当社の高気密・高断熱住宅に最適な全館空調「スマートブリーズ」を積極的にご提案し、「高品質な空気」で安全かつ快適な住まいづくりに貢献してまいります。
- ※1 通常、延床面積に算入されない吹抜けやロフトなども換算面積として算入
- ※2 直近2年間の専用住宅での装着割合(三井ホーム調べ)
スマートブリーズ ワン システム概要
- システム
- 1台の高効率ルームエアコンと熱交換型換気システムを組み合わせたダクト式空調システム。(上記図解による)
- 空調機能
- 冷房・暖房・除湿・空気清浄・換気の5つの機能。
- 販売価格
- 132万円
開発の背景 <空調(冷暖房)は住宅に欠かせない時代に>
近年、夏場の酷暑により熱中症で病院に搬送される人が増加し、そのうち住居から搬送される人の割合は4割※3に上ります。そのため、夏場に「就寝時エアコンをつけっぱなし運転する人」は54.7%、「短時間の外出時につけっぱなし運転する人」は46.9%に上るとの調査結果※4もあり、エアコンは生活上欠かすことのできないものとなりつつあります。また、冬場において、入浴時のヒートショックにより住宅で亡くなられる人は、交通事故死亡者の約3倍※5に上るとされており、人の健康を守るためには、居室はもとより玄関、廊下、脱衣室なども含めた建物全体の温度管理が重要になっています。
- ※3 総務省消防庁 2019年8月12日~8月18日 全国の熱中症による救急搬送状況(日別) 速報値による
- ※4 ダイキン工業(株)東京生まれ・東京育ちの男女500人に聞いた「令和元年東京の夏の空気感調査」
- ※5 厚生労働省「入浴関連事故の実態把握及び予防策に関する研究について」より警察庁交通局資料より
スマートブリーズ ワンの特徴
1. 身体に優しい空調システム
- ヒートショックを未然に防ぐ
家中(居室だけでなく、脱衣室や廊下、トイレまで含む)の温度ムラを少なくすることで、人が急な温度差を感じることで生じるヒートショック※6を未然に予防し、身体への負担を大幅に軽減します。
- ヒートショックを未然に防ぐ
家中(居室だけでなく、脱衣室や廊下、トイレまで含む)の温度ムラを少なくすることで、人が急な温度差を感じることで生じるヒートショック※6を未然に予防し、身体への負担を大幅に軽減します。
- ※6 ヒートショックとは、急激な温度変化により身体が受ける影響のこと。比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがあるとされている。
- 健康的な空気環境に
熱交換型換気システムに搭載されている高性能フィルターにより、PM2.5や花粉、ホコリなどの外気の汚れを効果的に集塵。新鮮な外気を取り入れます。
- 健康的な空気環境に
熱交換型換気システムに搭載されている高性能フィルターにより、PM2.5や花粉、ホコリなどの外気の汚れを効果的に集塵。新鮮な外気を取り入れます。
2. 空調トータルコストを削減
- イニシャルコスト(初期投資)を従来の全館空調より最大40%軽減。
- ランニングコスト(電気代)の負担を従来の全館空調より約20%軽減。
- メンテナンスコストを削減。汎用品の組み合わせであるため、専用のメンテナンス契約は不要。1ヶ月に1度のフィルター清掃と2年に1回のフィルター交換等で快適にご利用いただけます。
- イニシャルコスト(初期投資)を従来の全館空調より最大40%軽減。
- ランニングコスト(電気代)の負担を従来の全館空調より約20%軽減。
- メンテナンスコストを削減。汎用品の組み合わせであるため、専用のメンテナンス契約は不要。1ヶ月に1度のフィルター清掃と2年に1回のフィルター交換等で快適にご利用いただけます。
3. 開放的で美しい空間を実現
- 一般的にルームエアコンを搭載する住宅では、空調効率を考え、部屋を仕切る設計が求められますが、スマートブリーズ ワンでは、吹き抜け空間や間仕切りの少ない開放的で快適な空間を実現します。敷地サイズにより面積の限られる住宅ほど、廊下や間仕切りの少ない開放的で豊かな設計が生きてきます。
- 一般的にルームエアコンを搭載する住宅では、空調効率を考え、部屋を仕切る設計が求められますが、スマートブリーズ ワンでは、吹き抜け空間や間仕切りの少ない開放的で快適な空間を実現します。敷地サイズにより面積の限られる住宅ほど、廊下や間仕切りの少ない開放的で豊かな設計が生きてきます。
- せっかくこだわったインテリア空間もエアコンの設置位置によってはその美しさを損なうことがありますが、全館空調の場合、各部屋に出てくるのはスマートなデザインの吹き出し口のみ。空間を美しく保ちます。
4. IoTにより、快適と省エネを同時に実現する、賢いシステム
スマートブリーズ ワンは、暮らしかたに合わせて風量調整が可能です。また、アプリ※7を使うことで、外出先からの遠隔操作も可能で、エアコンのオン/オフ、運転モード選択、電気代/消費電力通知などにより、省エネを実現。使いやすさを兼ね備えた賢いシステムです。
- ※7 別途、無線LANインターネット環境をご用意いただく必要があります。
5. 業界No.1の全館空調搭載実績
当社は、全館空調を創業当時より採用し、これまで累計販売台数30,000台に達し、業界No.1の実績※8を誇ります。
- ※8 2019年8月末時点 三井ホーム調べ
高気密・高断熱住宅 ~標準仕様でZEH基準をらくらくクリア~
エアコン1台で家全体を空調できるのは、標準仕様でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準をらくらくクリアする独自技術「プレミアム・モノコック構法」による高気密・高断熱住宅だからこそです。
プレミアム・モノコック構法は、断熱性が高く、調湿機能を備えた「木」を構造材に使用。高気密・高断熱な構造である「枠組壁工法(ツーバイフォー工法)」に三井ホームオリジナルの「DSP」「BSW」「マットスラブ」を加え、進化させた当社独自の構法です。
プレミアム・モノコック構法は、断熱性が高く、調湿機能を備えた「木」を構造材に使用。高気密・高断熱な構造である「枠組壁工法(ツーバイフォー工法)」に三井ホームオリジナルの「DSP」「BSW」「マットスラブ」を加え、進化させた当社独自の構法です。
高気密・高断熱を実現するプレミアム・モノコック構法の技術
【屋根】屋根で熱を遮断し、快適な小屋裏空間を実現
シンプルな構造で、優れた断熱性と構造耐力を両立した三井ホームオリジナル部材の「ダブルシールドパネル」は、天井ではなく、屋根そのもので日射熱を遮断します。このため、小屋裏に熱がこもりにくく、快適な小屋裏環境を実現します。
【壁】140㎜の厚い断熱材で、暑さや寒さをシャットアウト
熱伝導率を比較すると、コンクリートは木の10倍、鉄は木の350倍、木は熱を伝えにくい素材であることがわかります。三井ホームは優れた断熱性を持つ「木」を構造材とし、さらに従来の約1.6倍に相当する140㎜の断熱材を充填することで、より高い断熱性を実現しました。
熱伝導率を比較すると、コンクリートは木の10倍、鉄は木の350倍、木は熱を伝えにくい素材であることがわかります。三井ホームは優れた断熱性を持つ「木」を構造材とし、さらに従来の約1.6倍に相当する140㎜の断熱材を充填することで、より高い断熱性を実現しました。
【窓】熱が逃げやすい窓にも高断熱仕様を採用
樹脂サッシ
建物の中で最も熱が逃げやすいとされているのが窓です。三井ホームでは、ガラス部分をアルゴンガス+Low-E複層ガラスとした高断熱窓を採用。さらに「アルミと樹脂のバイブリット窓」と「樹脂窓」、次世代の高性能窓2種類をご用意しています。優れた断熱効果で外気温の影響を受けにくく、結露も大幅に軽減します。
建物の中で最も熱が逃げやすいとされているのが窓です。三井ホームでは、ガラス部分をアルゴンガス+Low-E複層ガラスとした高断熱窓を採用。さらに「アルミと樹脂のバイブリット窓」と「樹脂窓」、次世代の高性能窓2種類をご用意しています。優れた断熱効果で外気温の影響を受けにくく、結露も大幅に軽減します。
三井ホーム株式会社 広報部 広報グループ: 03-3346-4649