ニュースリリース

2004.01.06
the MANOR」(ザ・マナア)新発売
時代を超えるデザイン
30周年商品第一弾

  • 主張を抑え「街並みと融和する」外観
  • リビングを中心に縦の空間の広がりを演出
  • 自然素材へのこだわりを徹底

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:中村良二)は、創立30周年の第一弾となるフリー設計商品「the MANOR」(ザ・マナア)を、1月10日(土)、全国で発売いたします。
本商品は、時代とともに変遷する住宅の中で、時を経るにつれ味わいが深まる住まい、時を超えて支持されるデザインをテーマとした商品です。当社がこれまでに培ってきたデザイン提案や技術を踏まえ、さらに一歩進めた住まいづくりを実現すべく、「街並みとの融和」「リビング空間の充実」「自然素材へのこだわり」を追求しました。
子育て期をほぼ過ぎ、住まいの質の向上に関心の高まる50代以上を中心に、部材、デザインともに質の高い住まいへのニーズに向け訴求、提案していきます。
商品の概要は以下のとおりです。

<商品の概要>

1.主張を抑え、街並みと融和する外観

日本でも欧米においても、落ちついた美しい街並みをつくるには、個々の建物がその通りの雰囲気に融合していることが必要です。本商品は個性を主張するよりも、街並みと融和していくデザインを目指しました。
装飾素材の種類を絞り込み、落ちつきと重厚感を持つ、シンプルでシンメトリーの形状としました。湿式外壁と調和する化粧材は種類や色を統一する一方、繊細で直線的なデザインの化粧材により高級感を高めました。

① 水平ラインを強調し格調の高さと落ち着きを演出

  • 3.5寸の緩勾配寄棟屋根と1mの深い軒の出が、安定感を高めます。
  • 玄関ポーチや1階窓上を廻る庇、2階窓台と出窓下の装飾など、水平ラインを強調することにより、横の広がりと安定感を生み出します。

② 玄関ドアは通りから直接見えないよう配慮

  • 玄関ポーチ正面に天然石を採用した幅1.8mの壁(アクセントウォール)を設け、重厚感のある木製の玄関ドアとともに落ちついた雰囲気を演出します。通りの正面からは直接ドアが見えないよう配慮しました。

③ シンプルで統一感と気品を高める装飾

  • 「庇、窓台などの大谷石の付梁」「2階外壁と窓の左右袖装飾の石張り」の2つが基本装飾です。正面出窓の左右には、1階まで通した柱状の装飾を配し、陰影を深くして重厚感を演出しました。
  • 軒裏に直線装飾(モールディング)を廻し、外観デザインの格調を高めました。

2.リビングを中心に縦の空間の広がりを演出したプラン

当社は、個人や家族のプライバシーや時間を確保しつつ、家族や友人、街とのつながりを持つ「共に暮らす」(Live together)住まいを基本的な考え方の一つとしています。これに基づき、室内は、視線の変化や低い家具や建具の隙間で空間をゆるやかに仕切り、家族の気配を感じながら個人の趣味や作業ができるプラン、しつらえとしています。
「the MANOR」では、リビングを家の中心としてこの考え方を実現します。間仕切り壁や建具は極力使わず、吹抜けや縦格子を多用した建具や手摺、柱などにより、空間のつながりを演出しました。

(1)リビング全体を吹抜けとした大きな開放感

  • リビングすべてを吹抜けとして明るく開放感のある空間づくりを意識しました。また、リビングから2階へ直接上がる階段を設定しました。
  • 1階、2階とも天井高を、当社標準(1階が2.6m)よりもさらに高い2.7mに設定し、空間の縦の広がりを拡大します。
  • 2階は寝室など個室のドアを開放すれば、リビングを囲む回遊動線となります。吹抜けの窓側に、リビングを見下ろせる「ギャラリー」と呼ぶスペースを設けました。

(2)人の気配を感じる空間提案

  • 2階手摺やリビングの窓装飾を縦格子とし、壁と化粧柱との隙間、位置の低い地窓などを通して、人の気配を感じることができる工夫をしています。人が移動するにつれ室内への視線の通り方、さえぎり方を変え、時間とともに光の通り方も変化させます。
  • 本商品では、夫婦の寝室を別々に設けるプランを提案しました。クローゼットを2室間に配置し、寝室との仕切りを開け通路としておくことにより、適度な距離感を保ちながら、2室を一つの空間と感じることができます。通路とした場合も違和感がないよう、クローゼット内の収納部分に引き戸を付けました。
  • ダイニングはフォーマルな位置付けとし、直接調理台が見えないよう、キッチンとの間に和室とオープンな廊下を設置しました。
  • 玄関ホールは、廊下と中庭から書斎が低い位置で見える地窓により、奥行きを感じさせます。

(3)戸外とのつながり、機能性を追求

  • 3つの庭を提案しました。リビングにはポーチを、リビングよりもプライバシーを高めたい書斎やキッチンには、それぞれ中庭とテラスを隣接させ、戸外とつながり自然と一体感を持てるよう設計しました。
  • 1階も回遊動線とし、家事の機能性を高めました。キッチンに続くユーティリティーとストックヤード、クローゼットを広くとり、ダイニングとの間には休憩や趣味など、多目的に利用できる和室と奥様のデスクワークスペースを設けました。
  • キッチンはアイランドカウンターを設け、隣接するテラスでは軽い食事やティータイムを楽しめます。

3.徹底した自然素材へのこだわりとインテリア

外部、室内ともに、徹底して本物にこだわり、使い込むほどに味わいの増す木・石・土の自然素材を設定しました。新たに開発した部材を含め、意匠性、質感、風化や汚れなどに対する耐候性を重視しました。シンプルな装飾でありながら、端正で重厚感のある外観、インテリアを演出しました。

(1)外部は新開発の外壁湿式仕上げに木製サッシを組み合わせて、温かみを演出しました。

  • 外壁は新開発の無機系の湿式仕上げで、天然石と無機顔料の組合せによる本物の質感を追求しました。紫外線に強く色あせや色落ちの心配がありません。また、ヨーロッパで石造建築物保護にも使われている撥水剤で処理を施していますので耐候性に優れ、汚れがつきにくく落としやすい、カビの発生を抑制するなどの特徴があります。
  • 玄関ポーチの壁、窓装飾、窓台や庇には高級感のある大谷石を、玄関ポーチと玄関内部の床材にはグリーンの天然石を採用しました。
  • 屋根の軒裏にはウエスタンレッドシダーの細い直線装飾(モールディング)を設定しました。玄関ポーチの軒裏と1階の庇の裏もウエスタンレッドシダーのルーバー仕上げです。
  • サッシは、北欧の木製サッシです。防犯ガラスをオプション設定しています。

(2)インテリアも木と石を多く用い、質感を重視しました。家具や手摺も格子をモチーフとし、全体の調和を図り、落ちついた雰囲気を演出します。

  • 床材は深い色合いが特徴のチーク材を設定。ウレタン塗装仕上げにより、一般的な床材と手入れの方法は同じです。
  • リビングは、アクセントとして壁の一部に大谷石を、天井にはモールディングを外部同様設定しました。
  • 洗面化粧台のカウンターには、天然の大理石と御影石の2種類を設定しました。
  • これまでよりも窓面積を広くとることができる新規のトップライトを設定しました。水回りや居室の壁面に窓をとりにくい場合でも、十分な採光が得られます。

4.快適な室内空間をつくる三井ホームの技術

  • 次世代省エネルギー基準に適合しています。外壁下地は、外壁通気工法と同等の性能を持つ高耐久の湿式外壁工法「BS(ブレス・ソリッド)ウォール工法」を標準設定しています。
  • 屋根には高い断熱性能を持つオリジナルの構造断熱パネル(ダブルシールドパネル6インチ)を標準装備しています。
  • 性能表示制度における「構造の安定(耐震等級)」「劣化の軽減」「空気環境」「維持管理への配慮」「温熱環境」の5項目で、最高等級を標準としています。
  • 建築基準法で規制される構造材、内部仕上げ材、また合板など下地材、天井裏等の建材については、最高等級であるF☆☆☆☆としています。

5.参考価格

延床62.42坪タイプ
59,992千円

6.販売エリア

沖縄を除く全国

  • *プラン、地域、仕様、敷地条件により、一部性能等級が異なる場合やオプション仕様となる場合があります

7.モデルハウス

「日進梅森第2モデルハウス」(オープン済)
愛知県日進市梅森町西田面15番地
「ナゴヤハウジングセンター日進梅森会場」内
(TEL:052-801-4331)

「みなとみらい21第2モデルハウス」(2月中旬オープン予定)
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3
(TEL:未定)

8.商品名称「the MANOR」について

MANORは、イギリス史における「荘園領主の邸宅」を意味する言葉で、現在もイギリス各地に存在しています。「その上品な落ち着き、伝統を受け継ぎ、現代日本における邸宅の高みを目指す」意味を込めています。

この件に関するお問い合わせ先

広報グループ:03-3346-4649

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