リフォームの経緯
2024年、北上市に岩手県初の女性乳腺専門医と女性スタッフによる乳腺クリニックを開業された岡きま子先生は、医療コンサルタントからの紹介で元小児科医院の居抜き物件を見つけ、建物を建築した三井ホームへ全面的なリフォームを依頼されました。改装にあたり、先生が一貫して追求されたもの。それは乳がんの不安を抱えた患者様の心情を解きほぐすための空間設計と内装デザインでした。
岩手県北上市 築24年
建物形態:戸建
(三井ホームツーバイフォー)
工期:約3ヵ月


2024年、北上市に岩手県初の女性乳腺専門医と女性スタッフによる乳腺クリニックを開業された岡きま子先生は、医療コンサルタントからの紹介で元小児科医院の居抜き物件を見つけ、建物を建築した三井ホームへ全面的なリフォームを依頼されました。改装にあたり、先生が一貫して追求されたもの。それは乳がんの不安を抱えた患者様の心情を解きほぐすための空間設計と内装デザインでした。
●開業までの日が短く、工期をなるべく短くしてほしい。
●居心地のよさを高めるため、カフェのようなインテリアにしたい。
●プライバシーに対する配慮のため(話している内容を聞かれないようにするため)、診察室周囲には埋め込み型のスピーカーを設置したい。
●既存の構造を活かして乳腺クリニックの診療に合うよう、動線を計画。
●スタッフにとっても居心地のいい空間を作りたい。
患者様の気持ちを第一とされる岡先生のご要望を具現化することに注力。先生の描かれたデザインをもとに、受付や待合室は既存の間取りを活かしつつ、のびやかな天井には化粧梁を施し、受付廻りは造作家具による作り込みでご希望をかたちに。カフェで過ごすひとときの延長に受診があるような木の温もりあふれる空間づくりを行いました。マンモグラフィ用に間取りを変えて新設した検査室も無機質な雰囲気にならないよう、木調の内装仕上げに。以前は院長空間だった2階はスタッフ空間として変更し、食事や休憩のためのコーナーを確保しました。

乳腺クリニックに来られる患者様は、不安を抱えながら来られる方が多く、その気持ちを少しでも和らげることができたらという思いでデザインしました。あえて院内に使用する什器はクリニックで使うものを採用せず、飲食店用のものを使い、女性が好むカフェやサロンのようなインテリアにしております。細部にわたって、自ら考えたデザインや動線を実際の設計に落とし込んでもらうなど、本当に柔軟にご対応いただきました。温かみとくつろぎを感じられる空間は患者さん、スタッフにとても好評です。