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オリジナル制震装置「VAX(バックス)」が
「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞
業界初、耐力壁と両立できるツーバイフォー工法用制震装置

平成 27年 9月 29日

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:市川俊英)は、当社のオリジナル制震装置「VAX(バックス)」が、このたび2015年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。これにより、当社は4年連続の受賞となり、通算では23点目となりました。
VAXは当社が2014年にツーバイフォー工法用制震装置としてオリジナル開発したもので、業界で初めて耐力壁と制震壁の両立に成功した、設計の自由度が高いシステムです※1。内壁枠組みに制振ダンパーと制振フレームを組み込んだ装置は、地震エネルギーの吸収力が高く、耐震性能の高さが実証されている当社独自のプレミアム・モノコック構法(2×6ウォール使用:耐震等級3相当)と組み合わせることで、耐震等級1相当の一般的なツーバイフォー工法の建築物と比べ、地震時の建物の揺れを2階床で、約80%程度低減することができます。
VAXの優れた性能により、安全な避難を助けるとともに、揺れの減衰(収束)を速めることで、何度でもその性能を持続し、繰り返しの余震が発生しても継続的に地震エネルギーを吸収することが可能となります。また、東西・南北各方向に1基ずつ設置するだけで、かつ建物の耐力壁線上のいかなる位置に設置しても制震効果が発揮できる設計対応力の高いシステムです。


東西・南北各方向に1基ずつ設置するだけで優れた制震効果が得られるVAX
  • ※1 従来は、2×4工法において、耐力壁とは別に制震装置を設置する必要がありましたが、このたびの技術開発により、耐力壁と兼ねることが可能となりました。

1.VAX開発の背景

建築基準法で要求されているのは、1回の大地震(震度6強程度)で建物が倒壊せず人命が失われないことです。しかし、東日本大震災では震度6以上が数回、震度4以上では300回以上の余震が発生しました。このように繰り返し発生する強烈な余震に対しても継続的に地震エネルギーを吸収できる独自の制震装置を開発しました。

2.VAX(Vibration Absorbing Xbar)とは VAX

VAXは制震壁と耐力壁を両立させることに成功したツーバイフォー工法用制震装置です。耐震設計の基本である耐力壁を適切に確保した上で制震効果を付与し、繰り返し地震に対する継続的な耐震性を得ることができました。

3.VAXの特長

  • ①910mm幅の制震壁の中間間柱に構造上許容できるスリットを設け、スリットを貫通する鋼板プレートで左右の装置をつないで一体化させることによって、これまで課題であった耐力壁と制震壁の両立に業界で初めて成功しました。
  • ②一般工法(オープン工法)であるツーバイフォー工法は240万戸※を超えるストックが存在します。VAXはリフォームにも容易に対応でき、我が国の既存住宅の長寿命化に耐震補強の側面で寄与することができます。
    • ※ 2014年度までの累計(国土交通省・(一社)日本ツーバイフォー建築協会調べ)
  • ③制振ダンパーには、ゴム系の中でも疲労破断のないアクリルゴムを採用し、小さな揺れから制震効果が発揮できる製品設計としました。また、ツーバイフォー工法は床が強固であるため、地震時に建物に作用する水平力が床からあらゆる耐力壁や制震壁に伝わり、それぞれの壁の耐震性が有効に発揮できます。

    制振ダンパーのアクリルゴムが地震エネルギーを熱に変えて揺れを吸収
  • ④VAXは1階の東西・南北各方向に1基ずつ設置し、かつ建物の耐力壁線上のいかなる位置に設置しても制震効果を発揮できる、設計対応力の高いシステムです。制震装置を、建物に作用する水平力に対応しやすい水平せん断型にしたことで、1基当たりの大きな地震エネルギー吸収性能が得られ、設計の自由度を飛躍的に高めることができました。
  • ⑤一般的な制震装置と比較し、小さな揺れからも制震効果を発揮します。
  • ⑥耐震性の高いツーバイフォー工法の揺れをVAXの設置により小さくできるため、高齢者施設、幼稚園・小学校などの大規模木造建築に採用することで、より一層安全性・安心感を高め、大地震などの災害時に地域防災拠点としての役割を担うことができます。

4.審査委員評価ポイント

従来の技術では成し得なかった耐力壁と耐震壁の両立をVAXで実現した結果、「日本でも普及率が伸びている枠組壁工法(ツーバイフォー工法)向けに開発された制震装置。耐震壁と整合性のある形での制震装置である点、枠組壁工法向けの新規な開発である点に意味がある。」として高く評価されました。
当社では今回の受賞を契機にVAXの販売拡大を図るとともに、当社ならではのプレミアム・モノコック構法とVAXを組み合わせた次世代の耐震技術を提供することで、安全・安心な暮らし継がれる家を提供してまいります。

グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで59年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は40,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。

アンド・アース」ロゴについて 三井不動産グループでは、グループのロゴである「アンド(アンド)マーク」に象徴される「共生・共存」、「多様な価値観の連繋」の理念のもと、グループビジョンに「アンド・アース(アンド・アース)」を掲げ、当社グループのまちづくりが常に地球とともにあることを認識し、人と地球がともに豊かになる社会をめざしています。

※この資料は、次の各記者クラブにお届けしております。
○ 国土交通記者会
○ 国土交通省建設専門紙記者会

本件に関するお問い合わせ先
三井ホーム株式会社 広報部 広報グループ
電話: 03-3346-4649
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