多忙な日常診療の中で、「患者さんの話を十分に聞く時間がない」とお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで役立つのが、効果的かつ効率的に行える治療的対話術「BATHE(ベイズ)法」です。短時間で患者さんの話を聞くことができ、患者さんの満足度も高まります。また、ポジティブ心理学をベースに現実を前向きに捉えることを促す「Positive BATHE法」も併せて知っておきたいものです。具体的にどのように対話を進めていけばいいのか、BATHE法/Positive BATHE法を実践している京都家庭医療学センター(KCFM)センター長/京都保健会ふくちやま協立診療所所長の寺本敬一先生に伺いました。