DESIGN

MAR.10.2025

素敵なマイホームのつくり方
〜魅力あるエクステリア〜

素敵なマイホームのつくり方 〜魅力あるエクステリア〜
新しい住まいについて考えるとき、まずは建物を完成させることが目標になり、エクステリアについては後回しにする方が多いのではないでしょうか。しかし、建物とエクステリアは一緒に考えることで住まいの表情が豊かになり、暮らしも大きく広がります。そこで今回は、家づくりのプロフェッショナル「暮らしマエストロ」が美しくエクステリアを整えるためのアイデアをご紹介していきます。

Exterior Design 1景観や住環境の向上につながる
アプローチ計画

門扉から玄関までの通路となる「玄関アプローチ」。道路からわが家へとつながる導入部分であるとともに、エクステリアの印象を左右する大切な空間です。家の外観はもちろん、街並みの景観にも調和する美しい表情をつくりたいものですね。玄関アプローチをより自然に、温かく魅せるために欠かせないのが植栽です。樹木に導かれるアプローチは、住む人に癒しを与えるだけでなく、街の美観や環境の向上にも役立ちます。

自然に恵まれた立地条件を生かし、癒しと落ち着きを演出したアプローチ。緑豊かな庭木に囲まれた外観は、穏やかな風格を漂わせている。

張り出したバルコニーや軒のラインが美しく整えられ、外構の植栽とともに調和の取れた上質感と安定感を醸し出している。

玄関アプローチにはトライアングルグリーンを

四季が感じられる樹木に囲まれた空間は、住む人や周囲の方達に癒しを与え、街並みや家を経年優化していくため、資産的な向上にもつながります。また玄関ドアを開けたときのアイストップ、道路や隣地から見たときの目隠しとなるため、機能的なメリットもあります。

植栽は、建物に美しさを添える大切なアイテムです。まずはアプローチ計画において、樹木を最低3本、アイストップを意識しながらトライアングルに配置しましょう。高低差のある樹木を、道路側や隣家に面しては高木、建物の近くには低木というように、不等辺三角形に配すると奥行き感が生まれます。

Exterior Design 2足元のディテールや
仕上げを工夫する

玄関アプローチの足元は、素材や動線、仕上げの方法によって多彩なデザインを実現できます。また、透水性のある舗装材や雑草対策になる素材もあるので、機能面とデザイン性を組み合わせて、理想のアプローチをつくりましょう。足元の仕上げ方はさまざまな方法がありますが、全体をコンクリートで覆ってしまうと、劣化や汚れが目立ちやすいため注意が必要です。コンクリートに代わる舗装材として、緑化ブロックや透水性インターロッキングを積極的に採用しましょう。また、舗装をしない土の部分をなるべく残し、砂利やウッドチップ等で仕上げることで環境にも良く、雑草防止につながります。

天然石を乱尺貼りに設えた足元。オリーブやヤシを植栽に配し、門塀に沖縄でよく使われる花ブロックをあしらい、南国のイメージを際立たせている。

駐車スペースやアプローチに枕木風の舗装材を敷設し、森の散歩道のような雰囲気に。落ち着いたベージュグレーの外観ともしっくりと調和している。

瀬戸内特産の大島石で組んだ石垣の奥には、天然石を貼ったアプローチが来客を迎え入れる。時を経るごとに味わいを増す自然な風合いが魅力的。

Exterior Design 3日常を楽しめる庭づくり

住む人にとって使いやすく、楽しめる庭をつくるのに大切なことは、「わが家の庭でどんな過ごし方をしたいのか」をイメージしておくことです。例えば、リビングに通じるウッドデッキで家族や友人と過ごしたい、愛犬が走り回れる芝生エリアがほしい、テラスでバーベキューを楽しみたい、野菜やハーブを収穫してすぐにキッチンで使いたいなど、用途がはっきりしていると使い勝手のよい庭を実現することができるでしょう。

グレーの吹き付け仕上げで整えられた外観を彩るように、木調の軒天と壁に囲まれたテラスが広がっている。近隣の視線を程よく遮るテラスにはチェアーを置いて、自然を感じるくつろぎの場所に。

リビングとダイニングに囲まれるように設けたテラス。一部は軒下にすることで、直射日光などを受けにくく、ゆっくりとくつろげる。

中庭をはさんだ二世帯住宅。ウッドデッキを回した庭は、2家族の楽しいコミュニケーションの場となっている。

南国の植物を植えて、リゾート風に設えた芝生の庭。キッチンに隣接している半戸外空間「ラナイ」は、バーベキューも楽しめる場として活躍。

戸建住宅の魅力は、自然環境を身近に
取り入れることができるという点です。
快適で暮らしやすい住まいを実現するためには、
間取りもエクステリアも
同時に検討していくことが大切です。
ご自宅のお庭でどういう生活がしたいか、
どういうふうに
住んで使っていくかを念頭において計画し、
豊かな暮らしにつなげていただきたいです。
〜魅力あるエクステリア〜、いかがでしたでしょうか。
自分たちに合った家づくりを見つけるヒントになりますように。

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