
LIFESTYLE
おうちでお花見、気分は桜色。
APR. 8.2020
〜「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立できるエアリーな暮らしのコツ〜
桜の枝で、空間いっぱいに春を呼んで。
満開の桜の枝を背景に「開花宣言を聞くと心もソワソワ、お花見しなきゃと気持ちも浮き立ちますね」と笑顔の黒田さん。咲き誇る桜の美しさを愛でるのは、春ならではの特別な楽しみです。「今回はそのお花見をおうちでしませんか? 自宅で花見なんて意外かもしれませんが、室内だと暖かく快適に過ごせるので、昼でも夜でもおすすめです」。そういえば近頃はフラワーマーケットでも桜を買うことができますね。思いのほか気軽にトライできそうです。
「天井高の許す限り背の高い桜を選んでも、テーブルサイズのかわいい桜でも、桜があればあっという間にリビングやダイニングがお花見空間に早変わりします」。シンプルなフラワーベースに背の高い枝を何本か投げ入れて生けると、まるで樹木のような自然な姿に。凜として華やかで、つい見惚れてしまいます。テーブルにも飾ると、やわらかな桜花のピンクが部屋をつないで、吹き抜けの空間いっぱいに満開の雰囲気が演出できました。
テーブルの主役は、旬が香る「お花見弁当」。
お花見といえば、第2の主役はおいしい食事。友人を招くなら、おしゃれで気の利いた演出も欲しいところです。「お花見ですからウェルカムドリンクをピンクにしてみましょう。ロゼワインやベリーニ、最近人気のいちごのスパークリングなどもいいですね」と黒田さん。甘やかなピンク色のお酒で迎えられたら、一気に幸せな気分になります。「食事のメインはぜひお花見弁当に。事前にある程度準備しておけるので、当日はみんなとゆっくり過ごせます。あとは大皿に春をイメージした料理をいくつか並べたり、春の生菓子や桜抹茶チョコレートなどをのせても、お花見気分を盛り上げてくれますよ」。うるいや菜の花など春の山菜をアクセントにすれば、旬感たっぷりのお弁当に。ほろ苦い味わいが口にも春を運んできます。「器は少しシックなものを選ぶと桜や食材が映えて、いっそう春気分を味わえるコーディネートになります。ぜひお試しを」。好きな場所でくつろぎながら、桜の美しさを独占する。そんな贅沢な時間を過ごすのも一興です。「大人のお花見、楽しんでくださいね」。
「THE AIRY LIFE」の達人
黒田祐佳 YUKA KURODA
フードコーディネーター、スタイリスト。「ル•コルドンブルー東京校」「リッツ•エスコフィエ•パリ」にてフランス料理•菓子•パンを学ぶ。レストランやカフェなどのオープニング企画やメニュー開発を手がけるほか、TV番組や雑誌におけるフードコーディネートや料理教室など、多岐にわたり活動。