ニュースリリース

2003.04.10
ワールドカップで「借金」が増加!?
新入社員の初月給の使い途

三井ホーム及びFC会社(販売施工代理店)に入社した今年度の新入社員は77人(男性67人、女性10人)です。初月給をどのように使う予定なのか2月にアンケート調査(複数回答)をし、このほど結果をまとめました。この調査は平成6年度から始めており、今回で10回目になります。 毎年最も多い「親孝行派」は81%で、相変わらず高い数値になっています。「自分で消費派」は65%、昨年よりやや下がったものの高水準の「貯金派」が53%である一方、率では昨年度の2倍となったのがローン返済派で、3人に一人は何かしら借金を返さなくてはならないようです。

<親孝行派>81%

(参考:平成10年…全体70%、男性60%、女性79%)
「親孝行派」は全体では81%で相変わらず高い数値です。年々男性の孝行率は上がり続け、今年度は79%。昨年よりまた4ポイント高くなりました。孝行の方法については、「親にプレゼント」52%、「親を食事に招待」45%でした。
「親にプレゼント」で最も多いのは「旅行」(41%)で、昨年度に比べ13ポイントも高い数値です。モノよりも好きなところへ行ってゆっくり楽しんでほしいという気持ちが強いのかもしれません。
「親を食事に招待」の中で、「和食派」が50%と主流の座を守りました。
男性は「親孝行はモノだと照れくさいので、食事くらいがよいかと思いました」「直接は照れるので、グルメセットを宅配で送るつもりです。いろいろお世話になったので」のコメントもあるように、自然に感謝の気持ちを伝えたいようですが、女性は「とにかく高級な食事」「おそろいのものをプレゼントしたい」と積極的です。

<消費派>65%

(参考:平成10年…全体53%、男性46%、女性60%)
全体としては少し減りましたが、男性が69%と今年も男性が女性(40%)を上回りました。服飾系は昨年度同様30%台ですが、昨年度、高くなり始めた男性の「家具・インテリア関係」購入率が今年度また伸びたこと(14%→29%)が特徴的です。男性は「旅行」も昨年度より高い割合(9%→15%)でした。「基本的には自分自身に投資するつもりです」という回答もあり、自分の生活、世界を確立し充実させる意欲が感じられます。
「友人などと食事」は40%(昨年度54%)と、昨年度より減少しました。

<貯金派>53%

(参考:平成10年…全体50%、男性51%、女性49%)
「貯金派」は昨年(59%)より少し下回りましたが2年続けて高い値です。「目的あり」の貯金派は、男女とも80%前後と昨年度から更に大きく上がり、全体で10ポイント以上の伸びとなりました(65%→78%)。
全体としては「車」「将来のため」を目的とした貯金が、それぞれ31%と多くなっています。特に男性は、営業用あるいは好きな「車」の比率が高いのは別として、「結婚」よりまず「将来」設計、ということか、「将来のため」が昨年度16%を大きく上回り約30%に達しています。「目的なし」の貯金派が22%あるのは、「将来何があるか分からないので目的はなくても貯金」など不況感が強いせいでしょうか。

<返済派>34%

(参考:平成10年…全体14%、男性19%、女性10%)
全体の割合は例年の2倍にのぼっています。「学費・奨学金」返済(35%)、「車関係」(31%)に対して、昨年度3~4%だった「旅行」が15%と増えました。無事超氷河期の就職戦線を終え「卒業旅行に行きすぎた」人もいますが、「ワールドカップ5試合分のチケット代を返済」と、昨年のワールドカップの影響もあると思われます。

<その他>

他に次のようなコメントがありました。まだ少ない初月給、されど期待の初月給、です。

  • 初月給に期待して、クレジットカードを使っています。
  • 初月給は自分のために使う余裕はないのではないかと思います。
  • 初月給でこれだけのことができるのものか、書いた後でハッとしました。
  • お世話になった人たちとの食事や飲み会に費やすつもりです。
  • 学生時代にしかない自由な時間を思いきり使っていたら、ものすごい借金を背負っていました。
この件に関するお問い合わせ先

三井ホーム株式会社 広報グループ:03-3346-4649

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