モクシオンの特徴

モクシオンは、
地球にやさしい。

モクシオンは、同規模の鉄骨やコンクリートのマンションに比べ、CO₂排出量を約40%以上も削減。
炭素貯蔵量(CO₂換算)は、「MOCXION INAGI」の場合、約736.4t-CO₂と、
スギの木(35年生)換算で2,953本分に相当。最大90年にわたりこの炭素を貯蔵するなど、
建材をつくる時、建物を建てる時、リサイクルする時、すべての過程で環境負荷を低減させます。
その他、SDGsへの取り組みや国産材の積極的な活用など、
モクシオンは地球にやさしい建築物として街の誇りとなっていきます。

  • 木のCO2排出量・
    炭素貯蔵量(建設時)

    • 木造

      691

    • RC造

      1531

    • 鉄骨造

      1500

    単位: t-CO2
    計算条件・CASBEE戸建(新築)に基づくLCCM判定ツールによる試算、延床面積3,764m²算出

  • モクシオンの貢献するSDGsの5つの目標

  • 木の再資源化によるCO₂排出量削減効果

    • 木造建築を解体

      木材を運搬・加工して再利用

      木質チップに加工し再利用

      バイオマス発電の燃料として利用

      CO₂
      削減

    • RC・鉄骨造

      鉄材を運搬・加工して再利用

      鉄材を融解し再利用

      CO₂
      排出

  • 炭素貯蔵量はスギの木換算で2,953本分に相当

    • MOCXION INAGIの場合*1

      炭素貯蔵量

      736.4

      t-CO2

      MOCXION INAGIの場合<span class="u-upper">*1</span>
    • スギの木(35年生)換算*2

       

      2,953

      スギの木(35年生)換算<span class="u-upper">*2</span>

    *1 林野庁「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン(令和3年10月1日)」を元に算出
    *2 スギの木1本あたりに固定された炭素量を68kgとして算出((独)森林総合研究所の算定解説より)

モクシオンは、
カラダにやさしい。

木材は、断熱性が高く調湿作用があるのはもちろん、目に与える刺激も小さく、
香りによるリラックス効果も期待できるなど、心身に心地よい感覚を与える素材です。
RC造や鉄骨造にはないこれらの特徴が、モクシオンには存分に活かされています。

  • 森の精気に包まれて暮らす。

    森の木々が発する、清々しいあの香り。そこには「フィトンチッド」が含まれています。森の精気とも言えるこの物質は、リフレッシュ・リラックス効果・消臭・抗菌・防虫効果が確認され、人体への健康に有益な効果が期待されています。

  • 乾燥から人を守る。

    木材は、空気中の湿度が高い時は水分を吸収し、湿度が低い時には水分を放出するという調湿機能を持っています。木に囲まれたモクシオンに住むことは、肌にやさしい、快適な湿度の家に住むことでもあるのです。

  • 木は、クッションになる。

    木材には高い衝撃吸収力があります。 衝撃が加わると、木のパイプ状の細胞が クッションのように柔軟に変形し、力を吸収。転倒によるケガの防止や、足腰への負担を軽くします。

  • 目にも、耳にもやさしい。

    目に悪い影響を与える紫外線。木材は紫外線をよく吸収し、木材に反射する光には紫外線がほとんど含まれないことから、モクシオンは目にやさしいマンションとも言えます。
    また、木材は音をまろやかに吸収し、心地よく感じる程度に調整。音がいつまでも響かず適度に反射するので、音が聞きやすいと言われています。

モクシオンの
優れた性能

モクシオンは、
暖かい。

建物の壁や床や窓などの断熱性能を表す指標である熱貫流率。
モクシオンはこの指標において、鉄やコンクリートよりも優れた断熱性能を確保。
さらに、三井ホーム独自の技術で高めた高い気密・断熱性能により、冷暖房のコストとエネルギー消費の軽減も可能に。
これにより「MOCXION INAGI」は、脱炭素社会において重要な価値となる省エネルギー集合住宅「ZEH-M Oriented」と、
一般の集合住宅では難しいとされる、省エネルギー対策等級4を取得しました。

  • 外壁熱貫流率(U値)の比較 (自社調査より)

    • MOCXION INAGI(モクシオン 稲城)

      0.301

    • 一般的なRC外壁 (地域区分:6地域)

      0.86

  • 木材と他の建材の熱伝導率の比較*1

    • 天然木材(1種〜3種)*2

      0.12〜0.19

    • コンクリート材

      1.6

    • 鋼材

      53

    *1 「住宅の省エネルギー基準の解説(平成21年度版(財)建築環境・省エネルギー機構)」における熱伝導率の指数
    *2 天然木材1種:桧・杉・えぞ松等、2種:松・ラワン等、3種:ナラ、サクラ、ブナ等

  • MOCXION INAGIは省エネルギー集合住宅「ZEH-M Oriented」を取得

    MOCXION INAGIは省エネルギー集合住宅「ZEH-M Oriented」を取得

モクシオンは、
静か。

木造住宅の課題であった、プライバシーや音への配慮。
モクシオンは、高性能遮音床システム「Mute」を採用することで、コンクリート造のマンションと同レベルの遮音性を確保。
さらに、各住戸の間に二重構造の遮音壁を設置し、隣室からの音の伝わりを軽減し、入居者のプライバシーを守ります。

  • Muteの構造

  • Muteの他材との床衝撃音の比率

    MUTE45の自社調査より。 MOCXION INAGI(モクシオン 稲城)ではMUTE45をカスタマイズした仕様です。

モクシオンは、
強い。

鉄やコンクリートのマンションやアパートを含めた認定率わずか5.6%。
モクシオンは、国内最高の耐震性が認められた建物だけに与えられる耐震等級3の実現を可能とし、さらに、
枠組壁工法において国内最高レベルの壁倍率30倍を誇る、三井ホームオリジナルの高強度耐力壁「MOCX wall/30」を開発。
数百年に一度程度発生するレベルの地震の1.5倍の力にも負けない強さを、木のマンションは手に入れました。

  • 壁倍率 (自社調査より)

    • MOCX wall/30

      30

    • 住宅用耐力壁

      3

  • 壁倍率1あたりの木材の重量 (自社調査より)

    • MOCX wall/30

      3kg

    • A構法

      10kg

    • B構法

      6kg

  • 希少性が高い「耐震等級3」

    国土交通省「建設住宅性能評価書(新築)データ」(平成29年度)より

  • 独自開発のタイダウンシステム「ロッドマン」

モクシオンは、
燃えにくい。

木は鉄よりも火に強いということをご存知でしょうか。
鉄は550℃を超えると強度が一気に低下する一方で、木は火に炙られても
表面が炭化することで火の進行を遅らせ、強度低下を抑えることができるのです。
モクシオンは、鉄よりも火に強い木を構造材に使用するほか、
内部火災が自然鎮火しやすい高気密のプレミアム・モノコック構法を採用。
さらに、木の耐力壁を不燃材の石膏ボードで被膜することで木造部分の1時間耐火構造を実現し、
屋内火災時の入居者の安全を確保します。

モクシオンは、
広い。

モクシオン第1号物件「MOCXION INAGI(モクシオン 稲城)」で使用される高強度耐力壁「MOCX wall/30」が手に入れたのは、強度だけではありません。かつてない強さを実現することで、従来のものと比べ壁厚を約半分に減らすことに成功。建物の有効床面積が増加し、設計の自由度も高まりました。

プロジェクトごとに設計基準に沿った適切な仕様を提案させていただくため、「MOCX wall/30」を使用しない場合もあります。

  • 過去の施工物件の壁*1

    自社調査より。 56㎡の床面積における比較
    *1 過去の自社施工物件とは2016年施工の5階建て木造建築のことを指します

  • MOCX wall/30

モクシオンは、
劣化しにくい。

住宅性能表示制度で建物を評価する項目の一つである、劣化対策等級。 モクシオンは、この評価基準で最高ランクの3を取得。 建物の適切な維持管理により75〜90年の耐久性を確保し、3世代まで大規模な改修工事を必要としない木のマンションは、歳月とともに強さを損なうことなく、美しさを増しながらその価値を高め続けることでしょう。

  • 建物の耐久性

    • 劣化対策等級3

      75〜90

    • 劣化対策等級2

      50〜60

    • 劣化対策等級1

      建築基準法レベル

    国土交通省 新築住宅の性能表示制度ガイドラインより

「木造マンション」という
新ジャンル

モクシオンは、
不動産経営の選択肢を広げる

マンションは一般的に「堅固な共同住宅」と定義されており、
これまで大手賃貸入居募集ポータルサイト等では木造賃貸住宅をマンションとして登録できませんでした。
モクシオンは堅固な住宅であることを証明する住宅性能評価書を取得することでマンションとしての募集を可能にしました。

エンジニアリング・レポートによる裏付け

長期運用に耐える建物であることの客観的根拠として、
MOCXIONでは不動産投資・取引等に用いられるリスク評価資料「エンジニアリング・レポート」を竣工時点で作成。
MOCXIONの地震による予想最大損失率(PML)は最低レベルの9.29%(比較的簡単に修復が可能な程度)、
適切な維持管理により75年以上の使用が可能とされたことにより、償却期間の延長を実現しました。

  • 遵法制調査
  • 地震リスク調査
  • 環境リスク調査
  • 物理的耐用年数
  • etc.

国土交通省事業での採択

  • MOXION INAGI(第1号物件)
    国土交通省「令和2年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択。
  • パークアクシス北千束MOCXION
    国土交通省「令和4年度優良木造建築物等整備推進事業」に採択。
  • (仮称)相鉄・小菅ゆめが丘共同ビル計画
    国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業(令和4年度第Ⅱ期募集)」に採択。

木造マンションの要件

項目 条件
建物種別 共同住宅であること
階数 3階建以上であること
住宅性能
評価
住宅性能評価書の取得を必要とし、以下の等級条件を満たすこと
*評価書は「設計住宅性能評価書」の取得を必須条件とし、「建設住宅性能評価書」の取得は任意とする。
耐久
性能
劣化対策等級(構造躯体等)が等級3であるかつ
以下の①もしくは②のどちらかの等級・条件を満たすものとする
耐震
性能
①耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)が等級3である
耐火
性能
②耐火等級(延焼の恐れがある部分(開口部以外))が
等級4であるもしくは耐火構造である

POINT

劣化対策等級3:適切な維持管理により、75~90年の使用に耐える建物である

耐震等級3:建築基準法で定められた耐震基準(震度6強~7の地震で倒壊しない)の1.5倍の耐震性がある

  • 耐火等級4:火災による火熱を60分にわたり遮ることができる
  • 耐火構造:階数ごとに定められた時間内において、火災による建物の損傷と温度上上昇を防ぐ建物である

木造マンションの要件

項目 条件
建物種別 共同住宅であること
階数 3階建以上であること
住宅性能
評価
住宅性能評価書の取得を必要とし、以下の等級条件を満たすこと
*評価書は「設計住宅性能評価書」の取得を必須条件とし、「建設住宅性能評価書」の取得は任意とする。
耐久
性能
劣化対策等級(構造躯体等)が等級3であるかつ
以下の①もしくは②のどちらかの等級・条件を満たすものとする
耐震
性能
①耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)が等級3である
耐火
性能
②耐火等級(延焼の恐れがある部分(開口部以外))が
等級4であるもしくは耐火構造である

POINT

劣化対策等級3:適切な維持管理により、75~90年の使用に耐える建物である

耐震等級3:建築基準法で定められた耐震基準(震度6強~7の地震で倒壊しない)の1.5倍の耐震性がある

  • 耐火等級4:火災による火熱を60分にわたり遮ることができる
  • 耐火構造:階数ごとに定められた時間内において、火災による建物の損傷と温度上上昇を防ぐ建物である