人と愛車を迎え入れる広々としたアプローチと中庭でつくる豊かな暮らし

2023.10.14

閑静な住宅街の一角にゆとりのある敷地を手に入れた住み手。新居に希望したのは、愛車3台を収容するガレージと伸びやかなリビングです。三井ホームプレミアムは、2つの庭を巧みに配しながら要望に応えました。
(モダンリビング 2023年10月号 No.271掲載 / 取材・文:酒井 新)

車の旋回スペースを広々とした前庭に

愛車3台を収容するビルトインガレージ。旋回スペースも十分に確保。敷地奥との70cmほどの高低差を利用して住居部分の建物を設け、曲線を生かしたやわらかなデザインで植栽スペースをつくった。

落ち着いたタイル貼りのゲートを潜ると、目の前に広がるのは前庭と一体のシンプルで美しい佇まいの建物。車の旋回スペースを単なる機能的な場所ではなく玄関へのアプローチを含む庭としてデザイン。プライバシーが守られた広々としたスペースが家族の毎日を豊かに彩ります。
「ご家族が入手されたのは、北側に道路が走る形のきれいな土地でした。2軒、3軒と家が建っても不思議のない広さです。余すところなく生かして、ゆとりのある暮らしをご提供したいと思いました」と担当チームの設計士。3台をゆったりと止められるビルトインガレージを組み込みながら中庭を囲む建物を敷地奥に配し、前庭と中庭に挟まれた位置に吹き抜けのリビングを設けました。吹き抜けならではの大きな窓は、前庭が広がる北側です。「南に吹き抜けの窓を取ると光が入りすぎて、せっかくの開口もブラインドなどで閉じることになります。吹き抜けは北向きも効果的です。南側には中庭を設け、中庭に入る光を白い壁に反射させて間接光でリビングを照らしました。南北に開口部があるので風も通り、吹き抜けのリビングの位置として理想的なものになりました」
 三井ホームプレミアムでは営業担当を中心として、住み手の要望をまとめ、インテリアコーディネーターと外構デザイナーが設計士と共にチームを組み、プランニングを進めるのが大きな特徴です。この住まいでもリビングの位置や広さ、ダイニングやキッチンとのつながりといったプランニングと並行して、内装やキッチンのデザインなども進めました。家具の位置やボリューム感、色や素材のバランスも美しく整い、奥さまが求めたラグジュアリーモダンの世界を好きなトープカラーでまとめています。前庭も、スペースが確定した段階からデザイナーが何枚もスケッチを描き、建物を引き立てる美しい庭を形にしていきました。設計、インテリア、外構のそれぞれのプロフェッショナルが一体となってデザインする三井ホームプレミアムならではの美しい邸宅です。

プライバシーの守られた前庭と中庭が毎日を楽しく彩る

上・リビングの奥にダイニングスペースを取り、キッチンをつなげた。下・居住棟のメインダイニング。床はテラスと同素材のグレーのタイルを採用し、一体感が生まれた。

下・中庭はあえて一部に屋根をかけて日陰をつくり、日中も快適に過ごせるように配慮。

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