絶景のロケーションを活かしたモダンデザインが映えるゲストハウス

2023.08.14

植栽とエクステリアデザインと建物が一つとなって風景に溶け込む美しい海辺の別邸。三井ホームプレミアムのプロフェッショナルな担当チームが、この土地のもつ魅力を最大限に引き出しながらつくりあげました。
(モダンリビング 2023年8月号 No.270掲載 / 取材・文:酒井 新)

目の前に広がる海を楽しむ大開口と大空間

宿泊棟1階のスイートルーム。大きなガラス窓越しに庭先に広がる雄大な海を眺める。

 緑豊かな山を背負い、目の前に雄大な海が広がる絶好のロケーションの土地に出合ったオーナー。家族で週末を楽しむだけでなく、知人や友人が日常を離れて豊かな時間を過ごすゲストハウスを建てることにしました。建築のパートナーとして数社の候補から選んだのは、提案プランの魅力やデザインの美しさが際立っていた三井ホームプレミアム。提案のポイントはまず建物の配置でした。
 敷地には海に向かって緩やかに下る約2mの高低差があります。この特徴を生かし、敷地のいちばん奥にL字型の建物を計画しました。「奥の高い位置に建物を置くことで、庭を見下ろしながらその先に海が広がる雄大な眺めを楽しんでいただけるようなプランです。また、一般には横にI字型に伸びる建物にして、どの部屋からも海を正面に見る計画にすることが多いのですが、それでは各部屋からの眺めが同じになります。あえてL字型にしていろいろな方向から景色を楽しむと同時に、室内同士で互いの姿が目に入るようにして変化をつくりました」。
 さらに同社は、L字型にした建物を分棟型とすることを提案。「ゲストハウスとして利用するうえでは、集まって楽しむ居住棟とプライベートな時間を過ごす宿泊棟に分かれていたほうが、いろいろな利用スタイルにフレキシブルに対応できます。居住棟はラウンジとメインダイニングをゆったりと確保し、さらに外部にもキッチンとダイニングを設けました。芝生の庭でのバーベキューなど、さまざまな楽しみ方ができます」。
 また、このゲストハウスの魅力となっているのが建物の中心に向かってゆったりとしたステップを上がるアプローチや植栽などの外構が建物と一体となった美しいデザインです。設計士とインテリアコーディネーター、外構デザイナー、そのまとめ役の営業担当者が、プランニング当初からチームを組む三井ホームプレミアムならではの取り組みによって実現しました。これからどんな時間が始まるのか…。美しいプロローグが用意されたゲストハウスです。

海辺の雄大な風景に溶け込む水平ラインの美しい白い建物

上・居住棟には1.8m幅の軒下のテラスに海風を感じられるアウトドアのダイニングとキッチンを設けた。軒先にヒーターを取り付けて冬でも楽しめるようにしている。キッチンはRCで現場で造作。錆鉄のような風合いの塗装を施した。植栽スペースもテラスと一体のものとしてデザインしている。

下・居住棟のメインダイニング。床はテラスと同素材のグレーのタイルを採用し、一体感が生まれた。

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