三井ホーム株式会社 木で建てれば、街は森になる。MOCX(モクス) GREEN PROJECT 三井ホームの木造建築 MOCX(モクス)進化の先の、木造建築。

木造マンション「MOCXION」で実現する土地活用とは

木で建てれば、街は森になる。MOCX(モクス) GREEN PROJECT 三井ホームの木造建築
マンガでわかりやすく解説!次世代の土地活用は、木。不動産会社の場合。
オフィス街の一角。谷村不動産管理ビルの窓から聞こえる怒鳴り声「バカヤロー!」。窓の方を振り返る一人の男性。 谷村不動産オフィスの中。谷村不動産管理の社長、谷村一哉70歳「ウチの月極駐車場の跡地に、4階建ての賃貸マンションを建てる。そこまではいいだろう。最近のクルマ離れで、駐車場では儲からないからな。だが、なぜ、RC造ではなく木造マンションにするというんだ?木造なんて、所詮2階止まりだろうが」息子(専務)谷村昇平30歳「でも…」一哉の妻・和歌子67歳「ちょっとお父さん、少しは昇平の話も聞いてあげたら?」 一哉「オマエは黙ってろ」和歌子「はいはい」昇平「お父さんは、木造の良さがわかってないんですよ」一哉「なんだと!?」チャイムの音。和歌子「は…はーい」 入ってくる男性。「こんにちは。三井ホームの松阪越と申します。木造マンションのご説明に伺いました」和歌子「はい?」昇平「ボクが呼んじゃいました」一哉「何を勝手な!俺は呼んだ覚えはないぞ。そもそも木造など、火事にも地震にも弱いのに、マンションと呼べるか!帰りたまえ!」松阪「お待ちください」
松阪「谷村社長、エンジニアリング・レポートはご存知ですよね。木造でもRC造に劣らない裏付けがあるんです。だから、大手ゼネコンや不動産会社では、木造のビルやマンションを建てているんです」
一哉「エ…エンジ?なんだ…それ?ゼネコンが木造のビルだと…?」注:エンジニアリングレポートとは、不動産を適正に評価するための、建築物の物理的調査のこと。和歌子「ほんとだわ。『木造ビル』で検索したら、11階建てや17階建ての木造オフィスまで…」一哉「ふん…」松阪「はい。木造マンションを名乗れるには、ヒミツがございます。これをご覧ください」
Column01 木造建築の性能と不動産価値はここまで変化している!

エンジニアリング・レポートで
「物理的耐用年数79年」の
不動産評価を獲得した
木造マンション「モクシオン稲城」

三井ホームの木造マンション「モクシオン稲城」の外観

2021年、地上5階建・全51戸の木造マンションモクシオン稲城」が東京都稲城市に完成しました。

三井ホームの独自技術により高い耐震・耐火・耐久性能を実現したこの賃貸マンションは、長期運用に耐える建物であることの客観的根拠として、不動産投資・取引等に用いられるリスク評価資料「エンジニアリング・レポート」を竣工時に作成。

地震による予想最大損失率(PML)は最低レベルの9.29%(比較的簡単に修復が可能な程度)。
MOCXION INAGIでは会計上の償却期間は木造の22年ではなく、RC造と同じ47年で運用しています。

建築性能の向上を背景として
大手不動産ポータルサイトを中心に
「マンション」として募集可能な木造賃貸住宅の基準を制定

木造マンションの分類要件。建物種別が「共同住宅」である。階数が「3回建て以上」である。住宅性能評価書の取得を必須とし、以下の等級条件を満たす。劣化対策等級(構造躯体等)が等級3である、かつ、以下の①もしくは②のどちらかの等級条件を満たす。①耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)が等級3。②耐火等級(延焼の恐れのある部分<開口部以外>)が等級4、もしくは耐火構造である。※評価書は「設計住宅性能評価書」の取得を必須条件とし、「建築住宅性能評価書」の取得は任意とする。

木造の賃貸住宅がRC造クラスの性能評価を獲得したことを受け、不動産業界も大きく動きました。

これまで「アパート」としてしか入居募集ができなかった木造賃貸住宅に対し、一定の住宅性能基準を満たしたものに関しては「マンション」としての募集を認めたのです。

木造マンションに求められる基準は、住宅性能評価書による客観的かつ厳正なもので、他構造のマンションに引けをとらない耐震・耐火・耐久性を裏付けられているという証明でもあります。

一哉「なるほど…つまり君がいいたいのは、木造マンションは火事にも地震にも強いし、断熱性にも快適性にも優れているってことだな?RC造にも劣らないと」松阪「はい。三井ホームの『モクシオン稲城』は、エンジニアリング・レポートで79年の物理的耐用年数が認められました」一哉「それについてはわかった。しかし、なぜ『木』なんだ?しょぜん『木』なんだろ?」松阪「社長、『木』だからこそ、意味があるんです。どうして、大手ゼネコンが木造ビルを作るんでしょうか?」一哉「確かに、それは気になる」 松阪「今、日本も世界も、脱炭素社会を目指しています。大手ゼネコンなどが『木』にこだわる理由も、そこです」
Column2 脱炭素社会実現に向けて再注目される「木」の魅力!

「切る→建てる→植える」の
ライフサイクルを活かす
木造建築が脱炭素のカギに

木のライフサイクル。①若い木が多くのCO2を吸収②CO2吸収量の少ない高齢木を伐採し、木材資源として利用③木材の中で炭素を貯蔵。解体後はリサイクルや焼却へ。④植林を行い、若い木を育てる。

木は、CO2を吸収して育つ資源です。

生長した木を伐採して建物などに使うことにより、吸収した炭素を大気に戻さず閉じ込めておく効果があるのに加え、新たな木を植えることでより多くのCO2を吸収することができます。

木造建築は、この「木のライフサイクル」を活用するとともに、RC造・鉄骨造に比べて少ないCO2排出量で建築ができることから、脱炭素社会においてますます需要が高まっているのです。

「建築物木材利用促進法」改正により国内森林の活性化が日本全体の
ミッションに

日本は、国土の7割が森林という、いわば木材大国です。

伐採期を迎えた木材の適正利用を目指し、政府は平成22年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」を制定。

さらに令和3年には同法律が「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」へと改定され、建築物一般において木材の積極利用が求められるようになりました。

林野庁HP >

こうした脱炭素社会実現のための潮流と、建築技術のめざましい進歩を背景として、近年では大型の木造ビル・マンションの建築事例が増加しているのです。

松阪「人はみな、気づき始めています。『木』のぬくもりと豊かさを、見直すべきではないかと。その証拠に、木造と非木造住宅に関する内閣府の調査では、木造系の住宅への志向が73.6%もありました」

*木造系とは、従来の在来工法47・6%とツーバイフォー等
の在来工法以外26・0%の合計数

グラフ:木造住宅か非木造住宅かの意向(内閣府、令和元年度「森林と生活に関する世論調査」より。該当者数/総数1,546人)木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)47.5%、木造住宅(ツーバイフォーなど在来工法以外のもの)26%、非木造住宅(鉄筋、鉄骨、コンクリート造りのもの)23.7%、わからない2.7%。 和歌子「そんなに…?」昇平「4分の3も木造系志向なのか…」一哉「ふうむ…」電話のなる音。 昇平「はい、谷村不動産管理です。自然な素材感のある賃貸住宅ですか?はい、ございます。少々古い物件ですが」和歌子「ちょ…ちょっと待って、昇平。あのオンボロ戸建てをお見せするというの?」 昇平「まずは、三井ホームさんの木造マンションができるまでと言って、納得してもらいます」一哉「……。わかったよ。お前たちがそこまで言うなら、いちど提案書を出してもらおうか。次は昇平、お前の時代だ!お前自身、責任を取るんだからな。三井ホームさん、頼んだぞ」松阪「はい!ベストな賃貸計画の提案書をお持ちします」
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