
19世紀に北米で生まれ、200年以上の歴史を持つツーバイフォー工法。耐震性・耐火性・耐久性などに優れ、世界中の国や地域、気候・風土に対応する高性能な建物を実現しています。エリアによって気象条件が異なる北米でもそのシェアは約80%もあり、建築工法の主流となっています。
屋根の部材を三角形に組むことで荷重が分散され、安定した構造を実現できます。この特徴を活かし、ツーバイフォー工法の床や屋根を支える構造として採用。モノコック構造と合わせて、堅固な建築物を構築し、同時に大スパンの室内空間を可能にします。
ツーバイフォー工法は、昭和49年(1974年)の工法の日本導入後、約45年間で累計300万戸を超える着工戸数となりました。全住宅に占めるシェアは、22年前の平成9年度(1997年)は約5.6%でしたが、令和元年度(2019年度)は12.1%へと拡大しています。また、全木造住宅におけるシェアも約21%強と、今や5戸に1戸がツーバイフォー工法の建築となり、我が国の建築工法の一つとして定着しています。また、平成28年度(2016年度)はツーバイフォー住宅着工戸数が過去最高を記録しています。