水平線と大空を眺めながら暮らす
海に開かれたダイナミックな扇形の平屋

2024.12.13

庭先に広がるのは水平線の彼方まで視界いっぱいに広がる海と空。海が大好きなご家族が理想の敷地で叶えたのは、どの部屋からもダイナミックなオーシャンビューが楽しめる大開口のある住まいです。
(モダンリビング 2025年1月号 No.278掲載 / 取材・文:酒井 新)

大自然と自然素材の優しさに包まれて

海が好きで素潜りやジェットスキーなど、さまざまなマリンスポーツを楽しむYさん。海のそばで暮らしたいと土地を探していました。妥協せず、何年もかけて見つけたのがこの理想的なロケーションの敷地です。何より素晴らしいのは、道路や人家を挟むことなく、目の前にただ海だけが大きく広がっていること。一段高くなってはいますが、砂浜の延長といっていい場所です。先行して別のハウスメーカーとプランニン グを進めましたが、念のためと、もう1社にも設計案を出してもらうことにして声を掛けたのが三井ホー ム。すぐにデザインチームが検討を進め、Yさんが「ぜひこちらで」という理想的なプランが誕生しました。
この住まいの特徴の1つは、玄関を中心に海に向かって開いた扇形の建物配置です。敷地が海に近づくほど横に長い形をしていたことから、それに合わせました。横一直線の建物にすると、大きさを確保するために海側に寄せて建てることになり、庭が狭く、海と反対側に大きなスペースが残って土地が生かせないからです。ご要望の1つだったゲストルームはプライバシーに配慮して玄関とガレージを挟んでLDKの反対側に設け、気兼ねなく滞在してもらえるようにしています。
もちろん水回りも含めて全室がオシャンビュー。この敷地ならではの眺望を存分に楽しめるように、サッシの枠が目立たないように配慮。住まいのどこにいても、大きな海と空が目に飛び込んできます。
気持ちよく広がる芝生の庭先に築かれた石垣に使われたサビ石、そして海の眺めを引き立てる近景となっている樹形の美しいアコウの大木は、Yさんが自ら選ばれたもの。絶景を仕上げる大切な要素になっています。設計、インテリア、外構の専門スタッフが、まとめ役の営業担当者と共に総合力で臨んだ家づくりが、この敷地だからできる理想の世界をつくり上げました。美しい海と暮らす理想の住まいです。

敷地は浜辺からは一段高くなっている。天然のサビ石を積んで石垣にした。手前がゲストルーム。奥のLDKは見えないようにしている。

ゲストルームも海に向かって大きく開いている。床面はタイル。

箱形のシンプルな外観。ベージュグレーの吹き付け仕上げの壁が日差しによって豊かな表情を見せる。

天然石を積んだ石垣と樹形の美しい木が彩りを添える海辺の理想郷

玄関ホール正面は大きなピクチャーウィンドウ。雄大な景色が目に飛び込んでくる。

サッシ外周の枠を目立たないように納めて眺望が存分に楽しめるようにした。勾配天井が大きな開放感をもたらす。テラスにも食事スペースがある。

天井の木がぬくもりのある空間をつくるキッチンとダイニング。床材はブラックウォルナットのフローリングで、自然素材が優しく、心地よい。

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