開放的な大空間にちりばめた上質なくつろぎ
シンプルモダンな建築美に華やかさをプラスした
唯一無二の邸宅

2024.8.16

上品なグレートーンの空間を真鍮の輝きと赤やオレンジのアクセントカラーが引き立てるS邸のリビング・ダイニング。他にも半屋外の“ラナイ” やバーコーナー、本格的なゴルフルームも設えられた充実の住まいです。
家族の日常から、友人を交えて過ごす特別な時間まで――。常に楽しく、心豊かな暮らしのシーンが広がります。
(モダンリビング 2024年9月号 No.276掲載 / 取材・文:酒井 新)

タイルと天然石と木の美しいハーモニー

明るい光に包まれる2階にゆったりとしたLDKを配置したSさんの住まい。「落ち着いたシンプルモダンの世界に、少し華やかでラグジュアリーな雰囲気も欲しい」というご夫妻の要望から生まれた上質なくつろぎの空間が広がります。どこにいてもお互いの姿が見え、気配が伝わる開放的な大空間ですが、単なる四角い箱ではありません。2面の大きなガラス窓で連続する半屋外空間を組み込んだ明るく変化に富んだ構成です。そうすることで同じ空間のなかに、いろいろな過ごし方ができる魅力的なコーナーが生まれました。その一つひとつの場所を、この住まいのためにデザインした造作家具で美しく引き立てています。
例えばキッチンはマットなグレーのキャビネットをカウンタートップや天井の木が引き立てるモダンで上品な仕上がり。コン口まわりの黒い大理石調のタイルが空間全体を引き締めます。また、リビングの一角にはきらびやかなタイルを壁に使ったバーコーナーもあります。お手持ちのバカラの器を収納するキャビネットもダイニングそばの壁に埋め込むようにして設けました。内部に木を張り、棚はガラスで設え、扉の枠は細いスチールでデザインしました。照明がコレクションを美しく照らします。さらに奥さまが家で仕事をするときのために デスクコーナーも設けていますが、家族の様子がいつも身近に感じられるようにキッチン脇ではなく、リビングのすぐ横にデスクと書棚を造作しました。落ち着いた表情のウォルナットは、キッチンや収納キャビネットの内側ともおそろいです。
イメージどおりのインテリアに仕上げるためにタイルや家具選びにはデザインチームと一緒にショールームをまわり、納得のいくものを選ばれたご夫妻。家づくりの最初から最後まで設計担当者、インテリアコーディネーター、外構担当者そして営業担当者が常に一緒に時間をかけて打ち合わせを重ねていくスタイルは、三井ホームプレミアムならではの安心で、うれしい特長です。その結果、ご夫妻も大満足の美しい住まいが実現しました。

壁を高めにして照明を施したバルコニー。外からの視線を気にせずにアウトドアを楽しむ。

広さだけではない。視線の先を意識したデザインが魅力的な空間をつくる

ワインセラーが組み込まれた冷蔵庫や電子レンジ、エスプ レッソマシンなどをすっきりと収めたクッチーナのオーダーキッチン。木製カウンターと天井の木が優しい表情をつくる。

ゆったりとした玄関ホール。天然石のアクセント壁が2階へと続いていく。

窓側にダイニングを配置し、リビングは手前の落ち着いた場所に配された。

スタディコーナーはリビングのそばに。木製カウンターと書棚を造作した。正面のテレビ横には華やかなタイルを張ったバーコーナーが見える。

ゴルフルームはインナーガレージの上に設けることでクラブが振れる天井高を確保。フルスイングしたときの振動の影響も気にする必要がない。練習後はバルコニーでのんびりできる。

水平ラインを強調した重厚な外観。外構の塀にもタイルを使い、建物と一体になるデザインにした。

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