開放感とプライバシーが両立
敷地の特性を最大限に生かし
落ち着きと品格を有した住空間

2024.4.12

それまでに暮らしていた戸建ての住まいからの住み替えを計画したTさん。
多くのモデルハウスを見るなか「この住まいこそ理想」と感じたのが三井ホームプレミアムでした。依頼を受けたデザインチームが敷地の特性や周辺環境を検討、この場所と家族にふさわしい1棟をご夫妻と共につくり上げました。
(モダンリビング 2024年5月号 No.274掲載 / 取材・文:酒井 新)

街並みを上品に引き立てる独創的なレジデンス

広い道の両側にゆったりとした区画の住宅が立ち並ぶ街の一角に、Tさんご夫妻の敷地があります。南に向かって緩やかに下っているので、たっぷりとした日差しと眺望が得られる好条件の土地。ご夫妻はここに、3台の車を収容するビルトインガレージと、周囲からの視線を気にせずに過ごせるゆとりのある住まいを建てたいと考えていました。
ハウスメーカーといくつかの会社から提案を受け、これならばいけるだろうと思ったプランもあったそうです。しかし、何かもうひとつしっくりしない・・・。もう少し可能性を探してみたいと改めて住宅展示場に出かけ、出合ったのが駒沢にある三井ホームプレミアムでした。「これこそ理想に近い」と直感したご夫妻は、すぐに土地の様子や要望を伝えて、設計を依頼。まもなく提案されたプランをご夫妻はとても気に入り、ほとんど変更せずに実現することにしました。
設計、インテリア、外構の各担当と取りまとめ役の営業担当の4人のチームが考えたのは、敷地の高低差を生かして、低いほうに大型のビルトインガレージを設け、その上に2階建ての建物を設ける地下1階、地上2階のプラン。大きなガレージの上は広々とした屋外テラスにして、その横に暮らしのメイン空間となるリビング・ダイニングをつなげました。大きな開放感のある敷地の南側を最大限に生かす計画です。また、リビングには大きな吹き抜けを設け、階段を上がった2階ホールにはライブラリーコーナーをつくりました。
1階と2階を縦につなぐ場所であると同時に、周囲には家族それぞれの個室があるので、各室を横に結びつける役割も果たします。トップライトで光を導き、全館空調の採用により一年を通して快適な環境。ご家族に人気のコーナーになりました。
また、プランの細部を決めていく作業のなかで、ご夫妻はインテリアの担当者と共に、お好みの室内空間を仕上げていきました。エントランスホールはスリットの窓越しに自然光が入り、明るい空間に。ダイニングにはお手もちの大きな大理石のテーブルをセットし、ソファもインテリア全体の白を基調にした上品な雰囲気に似合うものを選ばれました。
最初にモデルハウスで得たインスピレーションを大切にしたいと、設計の打ち合わせも駒沢レジデンスで進めた家づくり。最初の思いが引き継がれ、唯一無二のラグジュアリーな住まいが実現しました。

水平ラインを強調した上品で優しい表情の外観。
大きな建物だが外壁や塀の凹凸や植栽が外観に美しい変化とリズムを生んでいる。

心を落ち着かせる長いアプローチの先に現れる上質な空間

リビングの上のライブラリーコーナー。トップライトからの光をガラスの手すりを通して階下に送る。

ゆったりとした面積を確保したテラス。高めに回した壁で周囲からの視線を遮っているので気兼ねなく過ごせる。

連続するスリット窓でエントランスホールに優雅な表情が生まれた。玄関ドアとシューズインクロークのドアにはチークを採用。

TVボードはお手もちのものを置いた。木彫りの装飾が施された存在感のあるものなので両サイドにリビングとおそろいの透かしブロックを積み、 壁面全体をトータルにデザインしている。

道路から階段を上がると光を抑えた長いアプローチが続く。心を落ち着かせて次に展開するシーンへの期待を高める。

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