京都府 K様邸 | 満ち足りた時を刻む家 | 戸建住宅 | 〈公式〉三井ホーム(注文住宅、賃貸・土地活用、医院・施設建築、リフォーム)

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2016年撮影

こだわりは色褪せず、時を味方に輝きを増す。
1988年竣工 京都府 K様邸

アーチ状屋根のドーマーがアクセントとして際立ち、リズミカルに広がる屋根が美しいフォルム。緩やかにカーブする道路に沿って佇むK様邸は、塀のないオープンなエクステリアで訪れる人を温かく迎えてくれます。1階には玄関に隣接して、時に応じて使い分ける和室と洋室のふたつの接客スペースが並び、さらに奥には床に玄昌石を用いたサロンやダイニングが続きます。28年前の新築当時、これほどまでに住宅に対する見識を持ち、こだわりを注いだ住まいは珍しく、近隣にはデザインを参考にされた家もあるとのこと。本物の木、本物の石、そして洗煉されたインテリア。その一つひとつが歳月とともに味わいを深め、重厚な空間をつくり上げています。

妻がとことんこだわり続けたわが家は、永く安心して暮らせる終の住み処。
たくさんの思い出が刻まれた唯一の場所です。

家づくりは2回目で、初回は私がすべてを仕切りましたが、この家に関しては家づくりの一切を妻に任せました。
妻にとっては初めての家づくりではありましたが、三井ホームは以前から雑誌などを見て憧れていたわけです。
打ち合わせにもずいぶんと時間を費やしていましたね。当時の私は仕事がとても忙しく、毎日6時前には家を出て、帰宅するのはほとんど日付が変わる頃でした。ですから、家づくりの最中でも図面すら見ることがなく、竣工したときに初めてわが家を見たわけですが、細部まで上手につくってあるなと感心しきりでしたね。しっかりした造りで、長年経っても快適ですし、阪神・淡路大震災のときにもビクともせず安心できました。この家を建てたときは近隣でかなり評判になったようです。すぐ近くに住む人がこの家のデザインをとても気に入り、三井ホームで同じようなドーマーのある家を建てましたが、デザインを参考にしていただいたのがよくわかります。そのお宅が外壁を塗り替えた時期にわが家もそれに倣い、今は再び建てた当時の輝きを取り戻しています。

新築時にはクスノキのほかは一面の芝生だったK様邸の庭も、永い歳月とともに味わいを深めた景観となった。

サロンに置かれたテーブルとベンチはオーダー品で、もとはダイニングルームに置いてありました。妻は京都の「進々堂」という喫茶店が大好きで、その店で使っていたテーブルとベンチに憧れ、三井ホームの設計士に相談してつくってもらいました。ナラ材を使ったこだわりのテーブルとベンチは、この家で大工さんが漆を塗ったのを覚えています。クロスが嫌いで室内壁も外装用の吹き付けにしたり、階段手摺は鉄製のオリジナルデザインにするなど、この家には妻のこだわりが随所に宿っています。

洗面や浴室に設置された
珍しい船舶用の照明。

1階の南面には和室やリビングなど人が集う空間が並んでいます。妻が近所のご婦人たちを集めてお茶を楽しんでいたサロンは、床が天然の玄昌石なので、夏は裸で寝転がると気持ちいいんですよ。働いている頃は、ここに会社の仲間たちを呼んでお酒を楽しみました。
そんなときでも妻や娘たちが来客に気兼ねなく入浴できるように、バスルームは2階という、当時では珍しいプランを採用しています。そこには南向きの天窓があり、夜は星を見ながら入浴できるのです。

軽快なデザインの階段手摺はアイアンのオーダー品。

勾配天井や手斧削りの床柱など、こだわり抜いた造りの和室。

2階の南側の部屋にもご長女の作品が置かれている。

2階はふたりの娘の部屋があり、それぞれ北側と南側に分かれています。南側の部屋は縫製を学んでいた次女の部屋として設けました。当時美大生だった長女には北側の部屋を設けましたが、アトリエも兼ねた部屋なので北側のほうが安定した光が得られるわけです。ふたりの娘たちは結婚してそれぞれに独立していきましたが、長女の描いた作品の数々は今でも家じゅうに飾られたままです。この家はまさに私たち家族の思い出が刻まれた唯一の場所だと思います。

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