ニュースリリース

2015.09.17
「環境・社会報告書 2015」をWEBサイトに公開
環境中期計画「エコ・アクションプラン2016」活動報告

アンド・アース

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:市川俊英)は、このたび2014年度の環境保全活動状況と社会的責任への取り組みをまとめた、「環境・社会報告書 2015」をWEBサイトに公開いたしました。

当社は、2010年に環境ビジョン「木の家、暮らしデザイン」宣言をおこない、環境方針の重点テーマ「木資源の活用」「環境性能・価値の創出」「住まいの長寿命化」等による環境中期計画「エコ・アクションプラン2016」(2011~2016年)を策定し環境活動を推進しています。2014年度は中期計画の4年目にあたり、本報告書ではその活動実績を中心として報告をしています。
当社は2014年10月に創立40周年を迎えることができました。これまでお引渡しした20万棟を超える住まいとお客様の声を礎に、お客様の夢や希望を具現化した「強く」「快適」で「美しい」世界に1つだけのオーダーメイドの住まいづくりを進めてまいります。そして永く暮らし継がれるお客様にとって価値ある住まいを創るために、グループ社員全員が使命感をもって、「エコ・アクションプラン2016」の達成を目指すとともに、継続した環境活動に取り組んでまいります。

三井ホーム 環境活動WEBサイト
三井ホーム 環境活動WEBサイトhttp://www.mitsuihome.co.jp/company/kankyo/

1.報告書の内容

(1)対象期間:2014年4月~2015年3月
(2)内容:期間中の環境活動結果報告と社会性への対応

【環境報告】
資源調達/資源の有効活用/環境デザイン/住宅の省エネルギー/維持管理システム・長寿命化技術/環境コミュニケーション

【社会性報告】
お客様とのかかわり/従業員とのかかわり/取引先、株主・投資家とのかかわり/地域・社会とのかかわり/コーポレート・ガバナンス

2.主な活動報告

【環境報告】

(1)資源調達
持続性のある森林資源調達の徹底を図るため、「資材調達ガイドライン」を策定し、合法性・持続可能性に関する社内調達基準達成率100%を目指しています。
2014年における輸入構造用木材(ランバー)の森林認証率は88%、取引先製材工場のCoC認証取得率は97%でした。また、国産材への対応として、2014年度における主要構造材(I区分)の国産材比率は15%でした。

(2)資源の有効活用
資源循環型社会をめざして、工場生産、新築現場、リフォーム現場、解体現場の住宅ライフサイクルを通じて、ゼロエミッション化達成率100%を目指しています。
2014年度における三井ホームの産業廃棄物総排出量は253千㎥で、リサイクル率は87%でした。新築現場における産業廃棄物総排出量は、住宅1棟あたり25.7㎥(45坪換算)で、前年度対比で3%削減となり、リサイクル率は86%でした。また、グループ工場では、リサイクル率が96%、解体現場では89%でした。

(3)環境デザイン
自然の力を活用したパッシブ・エコ提案のさらなる具現化と、環境設計の見える化を図ります。また、「スマートガーデンズ」として敷地の緑化保全の実施や建物と一体化したエクステリアなど、地球環境にも配慮した生活スタイルの提案も併せて実施していきます。
2014年度は、基本設計段階において、エコデザインを提案し、地域に合わせた環境設計提案を行っています。エクステリアでは、「ハーモニー:豊かな美しい街並みを創る」など4つのテーマに沿った提案と「緑のエントランスを創る」をテーマに、「スマートガーデンズ」として提案を進めています。

(4)住宅の省エネルギー
当社の住宅1棟の生産から居住、解体までのライフサイクルの全過程におけるCO2排出量のうち、居住時の排出量が78%(当社モデルプランによる試算、算定期間90年)を占めます。居住時のCO2排出量を削減する住宅を普及し、当社全住宅で50%の削減を目指しています。
2014年度の当社省エネ技術の普及等によるCO2排出量削減効果は、5,622tとなりました。

(5)維持管理システム・長寿命化技術
住まいの品質性能維持と長寿命化は、環境負荷の低減と資源の節約につながります。三井ホームでは、築後60年にわたるメンテナンスプログラムを策定しており、ライフサイクルで環境負荷を低減するため、住宅メンテナンスプログラムの普及率90%と長寿命化技術の開発を目指しています。
2014年度におけるメンテナンスプログラムの普及率は72%で、10年点検時のメンテナンス工事実施による保証継続率は61%でした。また、より永く快適にお住まいいただくために重要な定期点検について、2年点検累積実施件数は2014年度までに約18.7万件、10年点検は約6.8万件となりました。

(6)環境コミュニケーション
新入社員総合職に対し、自然や環境の大切さを深く理解させる目的で「森づくり体験実習」を行いました。また、東京都の「東京グリーンシップ・アクション」制度を活用した環境保全活動を社員の家族とともに実施するなど、環境活動の担い手である社員に対しての環境教育にも注力しています。

【社会性報告】

三井ホームグループは「私たちは、お客様の満足を第一と考え、永く愛されるすまいと暮らしを提供します」をミッションに掲げ、お客様満足度(CS)向上を推進しています。そして、社員満足度(ES)の向上を図るとともに、社会満足度(SS)の確立・向上を図るなど、さまざまなステークホルダーとともに、社会から信頼される企業グループになるべく努力しています。

(1)お客様とのかかわり
安心できる住まいを目指して、高い品質を確保し、お客様満足の向上に努めています。お客様にご協力いただいている着工時コミュニケーションシートや、ご入居時アンケートでは、7割以上の満足度をいただいています。

(2)従業員とのかかわり
お客様満足を実現する人材育成と、魅力ある組織や制度、風土づくりにより、ワークライフバランスを充実させ、働きやすい職場、働きがいのある会社を目指します。

(3)取引先、株主・投資家とのかかわり
公平・公正な取引とコミュニケーション活動により、調達先・協力会社、株主・投資家の皆さまと、信頼ある関係を築いていきます。

(4)地域・社会とのかかわり
オフィス・工場周辺の清掃活動やカナダでの植林、学生企業訪問の受け入れ、住まいづくりの情報発信など、地域・社会の皆さまとの対話を通じて、暮らし継がれる街づくりへの貢献を目指します。

(5)コーポレート・ガバナンス
法令等を遵守するとともに、社会からの要請に応え、誠実で信頼される企業を目指します。コンプライアンス委員会、リスクマネジメント委員会の設置等により、リスクの早期把握を行うとともに、コンプライアンス経営実践のための体制を整備、強化してまいります。

以上

アンド・アース」ロゴについて
三井不動産グループでは、グループのロゴである「アンド(アンド)」マークに象徴される「共生・共存」、「多様な価値観の連繋」の理念のもと、グループビジョンに「アンド・アース(アンド・アース)」を掲げ、当社グループのまちづくりが常に地球とともにあることを認識し、人と地球がともに豊かになる社会をめざしています。
アンド(アンド)」マークの理念とは、これまでの社会の中で対立的に考えられ、とらえられてきた「都市と自然」「経済と文化」「働くことと学ぶこと」といった概念を、「あれかこれか」という「or」の形ではなく、「あれもこれも」という形で共生・共存させ、価値観の相克を乗り越えて新たな価値観を創出していくもので、平成3年4月に制定されました。

マスコミ各位からのお問い合わせ先

三井ホーム株式会社 広報部 広報グループ : 03-3346-4649

記事に問合せ先を掲載される場合は

三井ホーム株式会社 総務部 環境推進グループ : 03-3346-4834

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