ニュースリリース

2012.03.29
注文住宅の環境設計提案に新たなスマート設備「家庭用蓄電システム」を発売
三井ホームのスマート2×4を推進

  • NEC が新たに発売する「家庭用蓄電システム」を採用
  • クラウドによる常時監視で安全・安心な利用環境を提供
  • 環境設計提案 “スマート2×4”をさらに推進

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:生江隆之)は、家庭内の電力を効果的に制御するリチウムイオン蓄電池を搭載した「家庭用蓄電システム」設置の注文住宅を4月2日(月)から発売いたします。

本システムは、通信機能により常時クラウドに接続して、システムの稼動状況のデータをサーバーに蓄積し、常時監視できるため、新築住宅オーナー様が安全かつ安心して利用できる環境となります。また、家庭の分電盤と接続することで、電力会社の電力供給システム(電力系統)や、家庭内機器、太陽光発電システムなどと連携し、充放電双方向の自動電力制御が可能です。これにより、太陽光発電の電気や、電気料金の低い夜間の電気(注:別途、電力会社との契約が必要)を貯蔵し、その貯蔵した電気を昼間に利用することで、ピーク時間帯における系統からの電気使用量の節減や、CO2の削減ならびに電気料金の削減を実現します。

昨今、節電ニーズの高まりから、電気使用量の削減や、昼間のピーク時の電力使用を抑えるピークシフトの取り組みに加え、家庭への太陽光発電システムの設置率も高まっています。同時に災害や停電時にも家庭の電力を確保し、ライフラインを維持したいというニーズが高まっており、本システムは、非常時に、蓄電した電気を供給する非常電源機能も備えています。

三井ホームでは今年1月の注文住宅フリー設計商品「chou chou with ECO(シュシュ ウィズ エコ)」の発売を機に、賃貸住宅を除く全注文住宅で環境設計提案「スマート2×4(ツーバイフォー)」を推進しています。三井ホームの「スマート2×4(ツーバイフォー)」は、高気密、高断熱のツーバイフォー工法を活かし、自然の力を活用する“パッシブ・エコ”、創エネ機器(太陽光発電システム、太陽熱ソーラーなど)をはじめとする“アクティブ・エコ”、トータル空調システムなどの“快適設備”に加え、今回の蓄電池やエネルギー監視システムなどの“スマート設備”を組み合わせた環境にやさしい住まいの提案です。

安全性、長寿命を実現するリチウムイオン蓄電池技術と、電力制御技術を融合する「家庭用蓄電システム」を加え、三井ホームは、さらに“スマート2×4”の推進に注力してまいります。

1.「家庭用蓄電システム」の特長

(1)クラウドによる24時間365日のリモートサポートサービスを提供

家庭内ネットワーク経由で、NECのデータセンターに常時接続するクラウド対応が可能です。システムの温度や充放電の状況など、システム状態を常時監視できることで、安全・安心な利用環境を提供し、遠隔によるメンテナンスを実現します。

(2)薄型、静音化を実現

システム本体は、従来比約30%の薄型化により奥行き310mm、また冷却用ファンを不要とすることで静音化を実現しました。設置のしやすさに加え、動作音にも配慮しています。

(3)ユーザビリティを向上

本体に加え、システムコントローラーおよび操作パネルを標準装備。操作パネルをリビングなどに設置することで、屋内でのシステムの動作確認ができるとともに、電力を使いすぎると本蓄電システムから電力を一部補う「ピークカット運転」への切り替えや、太陽光発電システム利用時の「グリーンモード」から余剰電力を売電する「経済モード」への切り替えなどをスムーズに行うことが可能です。

2.販売価格(本体)

.販売価格(本体)
1,575,000円(消費税込み)
※6年間の保守サービス費用を含みます。
※設置費用は別途です。

3.発売日

平成24年4月2日(月)
※平成24年7月以降出荷対応を予定

4.販売エリア

北海道・沖縄・離島を除く全国
※寒冷多雪地等一部地域では、設置できない場合があります。

<参考資料1>

<参考資料2>

■「家庭用蓄電システム」の主な仕様

・出力(蓄電池部)
 ―電池種別:リチウムイオン蓄電池
 ―蓄電容量:5.53kWh
 ―出力系統:2系統(一般負荷出力用・重要負荷出力用)
 ―定格電圧:単相3線 100V/200V
 ―定格出力:2.0kVA

・入力
 ―定格電圧:単相3線 100V/200V
 ―周波数:50Hz/60Hz±1%

・使用条件
 ―設置場所:戸建て住宅の屋外(防水・防塵・耐震対応)
 ―運用温度:-10~40℃

・サイズ:980(W)×310(D)×1,100(H)mm(本体のみ)

・重量:約160kg

本件に関するお問い合わせ先

三井ホーム株式会社 広報部 広報グループ : 03-3346-4649

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