ニュースリリース

2011.07.07
リース診療所「開業まるごとクリニック」 JA三井リースと提携
医院開業をサポートする新提案

  • 土地オーナーとJA三井リースが事業用借地権を設定し、開業医師にリース診療所を提供
  • 個人向けの不動産リース提携契約は、国内で初めての取り組み

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:生江隆之)と、JA三井リース株式会社(本社:東京都品川区、社長:安田義則)は、開業希望医師向けに診療所建物を賃貸する新たな事業スキームであるリース診療所「開業まるごとクリニック」について提携し、営業を開始いたします。

三井ホームはツーバイフォー工法のリーディングカンパニーとして、注文住宅で培った設計力やデザイン力を活かし、医院併用住宅や診療所の建築においてこれまでに約3,000棟を超す実績があります。また、JA三井リースでは、2002年に立ち上げた無料クリニック開業支援サービス「Medit®」において、これまで1,000件を超える開業をサポートしており、クリニックに対して医療機器のリースだけではなくさまざまなサービスを提供するとともに、「Medipark」という医療モールを企画・運営しています。

今般、「ドクターズレントハウス(*1)」のパイオニアである三井ホームでは、リース診療所「開業まるごとクリニック」という新しい事業形態のパートナーとして医療法人向け建物リースで先駆的な取組実績を有するJA三井リースと事業提携を結び、両社の持つ医院開業ノウハウを融合し、土地所有者、開業希望医師双方にメリットのあるサービスを提案してまいります。

  • *1「ドクターズレントハウス」:資産活用を計画している土地オーナーが事業用医院を建築し、開業を希望されるドクターに入居していただく“医師のための賃貸医院”です。土地オーナーは医院という付加価値の高い建物を提供することで安定した収益が期待でき、またテナント先が決まってから計画をスタートするため、空室リスクも少なくなる資産活用法です。

概要

1. 土地オーナーとJA三井リースが事業用定期借地権を設定し、開業医師にリース診療所を提供

病院数は減っている傾向ですが、近年の経済状況を反映し、初期投資額を減らした開業を希望される若いドクターは増える傾向にあります。

「ドクターズレントハウス」は、土地オーナーが、医院の建築に投資し、ドクターに賃貸する方式ですが、新提案の「開業まるごとクリニック」では、土地オーナーは、土地のみを賃貸し、JA三井リースが事業主として医院を建築し、それをドクターに賃貸する方式です。建物はリース会社が建築、所有しますので、土地オーナーにとっては、建物への投資が不要となります。さらに医院への賃貸契約は比較的長期にわたるので、安定した収益の実現が見込めます。

また、開業ドクターにとっては、開業時の初期投資額を低額に抑えることができるとともに、オプションとして、将来、建物の譲受も可能です。

三井ホームは、土地オーナーと開業希望ドクターのマッチングを含めた全体事業計画の企画立案と建物建築のトータルコーディネートを行います。

事業形態イメージ
コストイメージ

2. 個人向けの不動産リース提携契約は、国内で初めての取り組み

リース診療所、「開業まるごとクリニック」は、土地オーナーとJA三井リースの間で、事業用定期借地権を20年~30年設定し、JA三井リース所有の診療所を建築、ドクターは定期建物賃貸借(10年)で入居します。賃貸借契約満了時に再リース(5年)を行えば、入居するドクターは、開業15年後に建物の買取りあるいは再リースを選択することも可能です。買取り価格は、診療所の残存簿価で買取ることができるため、木造であるツーバイフォー工法では、鉄骨造等に比べ、安価に診療所を買取ることができます。これまで、事業用不動産のリース契約を行う事業スキームは、法人向けにはありましたが、このような個人向けでは、国内では初めての取り組みとなります。

3. 取扱開始日

平成23年7月8日

4. 取扱エリア

沖縄を除く全国

本件に関するお問い合わせ先

三井ホーム株式会社 医院・福祉事業サポートチーム : 03-3346-4468

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