ニュースリリース

2005.05.31
カナダB.C.州で30周年記念植林活動
18名が2日間で約3,000本

三井ホーム株式会社(本社:新宿区、社長:中村良二)は、昨年10月11日に創立30周年を迎えましたが、その記念活動の一環として、このたび、5月9日(月)~16日(月)の日程でカナダへ視察団を派遣し、期間中、B.C.州(ブリティッシュ・コロンビア州)において植林活動を実施しました。
当社は、住宅の構造部資材であるランバーのほとんどを、カナダから輸入しており、また、同州の林産業または森林保護、人材育成の一助となるべく、B.C.州立のノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学に対して、その設立当時から奨学金基金への寄付を続けてきています。
今回の視察においては、全国からさまざまな職種、年齢の社員18名が、環境保護の視点から持続可能な森林管理という方針のもと、伐採量などを厳しく制限している当地林産業について、より多くの知識を得ることができ、植林体験などを通して、地球温暖化も含む環境問題、環境配慮への取組みに関して理解を深めることができました。
今後、これらの視察内容については、当社の使用部材に関し、研修やイベント、カタログなどを通して、社員ならびにお客様にもアピールしていきたいと考えています。

1.活動名称

三井ホーム30周年記念植林

2.実施日程および場所

平成17年5月9日(月)~16日(月)
カナダB.C.州(ブリティッシュ・コロンビア州)

3.参加者

全国拠点、全職種から18名(男性15名、女性3名)が参加

4.実施内容

(1)種苗会社(SilvaGro Nursery Ltd.)視察
ケネール(Quesnel)市

(2)製材会社(West Frazer Timber Co., Ltd.)視察
ケネール市

(3)植林(製材会社2社の植林予定地各1ヵ所ずつ)
ケネール市およびプリンスジョージ(Prince George)市において、パイン、スプルースの苗木、合計約3,000本を植林

(4)BC州立ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学(UNBC)視察と植樹
プリンスジョージ市

(5)木造4階建て現場、戸建分譲地視察
バンクーバー(Vancouver)

5.当社グループにおける植林活動について

三井ホームグループ社員による同州での植林活動は、三井ホームコンポーネントが平成12年7月に同社25周年活動の一環として実施したのに続き2回目となります。

6.UNBC奨学金基金への寄付について

森林学をはじめ自然科学、教育学などを教えるUniversity of Northern British Columbia(B.C.州立ノーザン・ブリティッシュ・コロンビア大学)に対し、当社は当大学の1994年の創立以来、奨学金基金への寄付を行っています。

7.カナダB.C.州の植林事業について

B.C.州の面積は日本の約2.5倍、うち3分の2が森林です。また、その半分以上は永久に伐採の手が入らない森林で、ほぼ日本の国土に匹敵します。年間伐採面積は、総森林面積の0.3%に過ぎません。
州による森林管理は「持続可能な森林管理」がその大前提であり、州の営林企業は最低でも州政府の森林管理基準を満たすことを求められます。また、伐採量のみならず、その後の植林方法まで厳しく決めており、例えば、DMAの交配を防ぐため、種子から育てた苗木は、必ずその種子を取った場所に植林されるほど徹底しています。年間植林本数は2億5千万本にのぼります。

30周年記念植林活動
30周年記念植林活動
30周年記念植林活動
30周年記念植林活動
この件に関するお問い合わせ先

広報グループ:03-3346-4649

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