ニュースリリース

2005.04.18
都市型3階建「PHIL - VIENTO」(フィル・ビエント)新発売
建て替え・住み替え中心に訴求
光と風を立体的に演出する設計提案

  • 各階にテーマを持たせ、3層を生かしたプランニング
  • シンプルで通りへの圧迫感を軽減した外観デザイン

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:中村良二)は、フリー設計の3階建新商品「フィル・ビエント」(PHIL - VIENTO)を、4月23日(土)に全国で発売いたします。子どもの成長にともなう家族コミュニケーションや住環境への要望の変化を捉え、延床面積40~60坪を中心にプランを用意しました。都市部を生活圏とする建て替え・住み替え層を中心に訴求し、3階建ての受注促進を図ります。
都市部で快適な室内環境を得るための採光、通風、プライバシーの確保を基本としつつ、3層を生かして趣味や社交の場である「パブリック&ホビーゾーン」、子どもの自立を考慮した「ファミリー&キッズゾーン」、夫婦のための「プライベート&リラックスゾーン」を配置しました。外観は、直線と矩形を基調に片流れ屋根とボックス形を組み合わせ、全体として装飾を抑えたシンプルなデザインです。窓の組合せや配置に工夫を施しました。
商品等の概要は以下のとおりです。

(商品概要)

1. 3層を生かしたプランニング

各階にテーマを設け、公的と私的な空間を分けるとともに、家族とのつながりと子どもの自立を両立させる空間を提案しました。また、建物の立体感を生かし、3層ならではの光や風の演出を工夫しました。2・3階は天井高2.6mの高天井です。

  • 1階(パブリック&ホビーゾーン)はビルトインガレージと一体の趣味スペースと、社交の場です。玄関ホールや中庭と直接つながるサロン、客間ともなる和室を設置。趣味スペース奥にご主人の隠れ家となる部屋を用意しました。
  • 2階(ファミリー&キッズゾーン)は、家族の空間です。キッチンをダイニングとリビングの間に置き、食をコミュニケーションの核とするとともに、子ども部屋同士を橋のような室外バルコニーによりつなげました。親子で、子ども同士でと、さまざまなシーンで家族間のコミュニケーションが図れます。
  • ダイニングは勾配天井と天窓を設置し、北側でも明るく広がりを感じることができます。バルコニーや奥様専用の作業スペース「M’s ステーション」を設置しました。
  • 3階(プライベート&リラックスゾーン)は夫婦のための空間として、リビングや浴室から続くルーフバルコニーなどリラクゼーション空間の充実を図りました。
  • 3階まで吹抜けの2階リビングには大開口から光がふんだんに入り、吹抜けに面した3階の主寝室にも光や風を取り込むことができます。
  • 中庭と階段室は、3層の井戸状の吹抜けとし、光が1階まで差し込み、自然の風を取り入れることができます。

2. 装飾を抑えシンプルな外観デザイン

直線とボックス形状を基調にしており、片流れ屋根とフラットルーフ(陸屋根)の組合せが都会的なイメージです。窓を組み合わせた大開口と、リズム感ある正方形のスクエア窓の配置が装飾を担うシンプルデザインとしました。外壁の塗り壁の質感を高めました。

  • アシンメトリー(非対象)の正面デザインと、1階開口の目隠しやバルコニーのルーバーデザインの透け感や細いボーダー柄のゲートが、目隠しの役割のみならず建物の奥行きを感じさせ、通りへの圧迫感を軽減します。
  • リビングに設置した矩形の窓と正方形窓を組合せた連窓の大開口は、シンプルながら外観にダイナミックな印象を与えます。
  • 窓回りは壁に厚みを持たせたり内付けにすることにより、陰影を出しました。
  • インテリアは濃い色彩の床やポリカーボネートのシースルータイプの手摺などを設定し、シャープなイメージです。

3. その他

  • 次世代省エネルギー基準に対応しており、性能表示制度においては「構造の安定(耐震性能)」「劣化の軽減」「維持管理」「温熱環境」「室内空気質」の5項目で最高等級を標準としています。*1
  • 防犯ガラスやホームエレベーター、ドレン排水を利用できる加湿機能付き全館空調システム*2 など、さまざまな仕様をオプションで用意しています。
  • *1 プラン、地域、仕様、敷地条件により、一部性能等級が異なる場合やオプション仕様となる場合があります。
  • *2 10ミクロン以上の花粉やホコリを除去する空気清浄フィルター付きの熱交換型換気システムに加湿機能を加えました。夏の除湿だけでなく、冬は加湿でき過乾燥を防ぎます。年間の冷暖房コストを低く抑える省エネタイプです。

4. 3階建プランの自由度を高める独自技術について
当社独自のさまざまな技術(オプション)により、空間やプランをより充実させることができます。

【Gフレーム】
大断面集成材(ヘビーティンバー)とツーバイフォーを融合させた技術です。梁と柱をしっかり結合させるラーメン構造で、全面開口のガレージや大きな窓が実現でき、増改築も容易です。

【ダブルシールドパネル】
高い断熱性能を持つオリジナルの構造断熱パネル(ダブルシールドパネル6インチ)です。都市部の厳しい斜線制限に対応しつつ、屋根裏空間を居住空間として有効に活用することができます。

【開口付き耐力壁】
開口部がありながら、構造耐力を併せ持つ三井ホームのオリジナル耐力壁です*3。幅90cmほどの壁に、45cm角の窓を3つ配置することができ(右写真)、構造計算上、これまで開口が取りにくかった間口の狭い建物でも、採光を確保しやすくなりました。

解説図
  • *3 面材を組み合わせ、二面せん断となる釘打ちの工夫により構造耐力を実現し、開口部を有する枠組壁工法耐力壁として国土交通大臣認定(認定番号TBFC-0010)を取得しました。特許出願中です。

5. 参考価格

72坪タイプ

本体価格
57,055千円(うち消費税2,717千円)

坪単価
790千円(うち消費税 38千円)

*三大都市圏価格です。

6. 販売エリア

沖縄を除く全国

7. 販売目標

3階建て全体として今年度500棟

8. モデルハウス(4月23日(土)オープン予定)

「浦安モデルハウス」
〒279-0042 千葉県浦安市東野3-4-1「浦安住宅公園」内
(TEL:047-381-7631・7637)

「志木モデルハウス」
〒351-0025 埼玉県朝霞市三原3-33-23「志木住宅公園総合展示場」内
(TEL:048-474-5031)

9. 商品名称

ギリシャ語で「愛」を意味するPHIL、スペイン語で「風」を意味するVIENTOの造語です。採光・通風計画に配慮して、心地よい風や柔らかな光を室内に採り込み、自然とつながりながら都市の暮らしに潤いを与える住まいの意味を込めました。
また、さわやかさを感じさせる語感・響きを大切にしました。

10. 木造3階建市場について

2004年の木造3階建住宅着工戸数は、2003年に比べ18.8%の伸びを示しており、特にツーバイフォー工法では27.4%と、軸組み、プレハブの各工法の中では最も高い伸び率となりました(国土交通省 建築確認統計)。地価の下落などにより都市部に生活拠点を置く世帯が増えるにつれ、三大都市圏を中心に、都市部の小規模宅地に建設されるケースが増えています。
また、ツーバイフォー工法は、2004年4月20日に国土交通大臣の耐火構造認定を取得しており、一戸建てや木の風合いを持つ木造住宅への根強い人気から、都市部防火地域の建替えなどによる需要の拡大が見込まれます。

11. 三井ホームの各3階建商品について

中高級価格帯の都市型商品「フィル・ビエント」のほか、小規模宅地にも対応可能というツーバイフォー工法の強みと、三井ホームの3階建技術やデザインを駆使し、フリー設計の商品として、以下を取り揃えています。

「L.T(エル・ティ)3階建」「アバン・トロワ」
お客様の要望、敷地などの条件如何によらず対応可能なフリー設計商品

「クレセール」
間口が狭く斜線などの条件が厳しい都市の小規模敷地を想定した商品

12. 3階建住宅フェア開催について

4月23日(土)から5月31日(火)まで、全国モデルハウスにおいて「3階建フェア」を開催します。
期間中は、モデルの黒田知永子さんをフェアのイメージキャラクターに、新コミュニケーションワード「QUALITY × DESIGN」が表す三井ホームの独自技術などに基づく3階建てを中心とした性能やデザインを詳しく紹介します。「フィル・ビエント」や、実例を豊富に掲載した「3階建総合カタログ」、三井ホームの性能を実例や実験データから分かりやすく解説した「事実が語る三井ホームの性能<DVD>」などを差しあげます。

この件に関するお問い合わせ先

広報グループ:03-3346-4649

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