ニュースリリース

2002.08.05
「三井ホーム 環境への取り組み」発行
2001年度の環境活動を報告

三井ホーム株式会社(本社:東京都新宿区、社長:高橋邦男)は、このたび「三井ホーム 環境への取り組み」を制作、発行いたしました。
当社は1999年1月に「環境宣言」を行い、環境基本理念、環境指針、環境行動計画を制定して環境活動を推進してきており、本報告書は、2001年度の環境に関する活動をまとめたものです。
昨年度は、本社技術部門でISO14001を取得し、環境マネジメントシステムを構築いたしました。今年度からは、環境目標達成に向け、三井ホームグループ全体での環境活動をさらに推進してまいります。

1. 報告内容について

(1)対象期間
2001年4月~2002年3月

(2)対象範囲
三井ホーム株式会社支店・営業所およびFC会社

(3)内容
2001年度の実施目標20項目に関する実施結果
環境配慮に関する技術開発
生産活動における産業廃棄物低減への取り組み
オフィス活動における省資源活動・グリーン購入の取り組み/他

(4)2001年度の主な実施項目と結果

【新築系廃棄物処理処分量削減】

  • 石膏ボードのプレカットを60%の拠点で導入済
  • リサイクル材回収ルール策定
  • 廃石膏ボードのリサイクルルートを主要都市部で導入済
  • 接着剤の100%ポリパック化

【室内空気環境影響物質の削減】

  • 標準部資材、現場調達材などのVOC測定実施
  • ホルムアルデヒド現場測定の実施
  • 主要部資材MSDS*収集およびデータベース整備
  • 24時間換気方式を標準仕様に設定

その他、ソーラーシステムの採用推進など省エネルギー効率向上のための開発・支援や、オフィスでのコピー用紙削減などに取り組みました。

  • * MSDS(Material Safety Data Sheet):化学物質の性状および取り扱いに関する情報

2. 2002年度の主な目標

【新築系廃棄物処理処分量削減】
~2005年度における廃棄物処分量を1棟あたり13m³に

  • 石膏ボードのプレカットを拠点の70%で採用
  • 構造材、副資材のリサイクル材回収を全国主要都市部で実施
  • 廃石膏ボードのリサイクル率向上

【特定建設資材廃棄物再資源化】

  • 再資源化施設搬入率を70%に(2010年度に重量比で95%達成予定)

【省エネルギー効率向上のための開発・支援】
~1990年比で2005年に7.5%、2010年に15%以上の向上を達成

  • ソーラーシステムの採用推進
  • 新しい換気システムの開発

そのほか、室内空気環境影響物質削減のための現場測定体制や社内教育の強化、社内のコピー用紙使用量の削減維持などに引き続き取り組みます。

3. 三井ホームの「環境基本理念」と「環境指針」

「環境基本理念」
三井ホームグループは地球環境への配慮、地域環境との調和、生活環境の向上を図ります。健康・快適な暮らしの提供と、来るべき資源循環型社会に適応するために、商品・サービス・企業活動において環境への配慮を行います。

「環境指針」

(1)商品・サービス・企業活動において、人や地球環境への影響に配慮します。

(2)限りある地球資源を大切にし、自然エネルギーの積極的活用に努めます。

(3)部資材の選定・採用に際し、環境への負荷低減に配慮します。

(4)生産段階で発生する廃棄物の削減・リサイクル・適正処理に努めます。

(5)高断熱・高気密等の高性能化と長寿命化により、建物のライフサイクルエネルギーの低減を図ります。

(6)環境活動を推進する組織を整備し、環境教育・社内広報活動を行い、従業員一人ひとりが環境に配慮した行動を実践いたします。

この件に関するお問い合わせ先

総務・広報グループ:03-3346-4649

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